出版社内容情報
国会は生きているか?「国権の最高機関」たり得ているか!?
国民こそ政治の主人公である。この「国民主権」の理念が、どこまで実際に機能しているかが、日本国憲法の運用上における最大テーマであったといっても過言ではない。立法府の優位性は守られているか? 果たして国会は生きているか? 現今の焦眉の課題=政治改革を見据えて、憲法の根本原理を検証する。
内容説明
国民こそ政治の主人公である。この「国民主権」の理念が、どこまで実際に機能しているかが、日本国憲法の運用上における最大テーマであったといっても過言ではない。立法府の優位性は守られているか?果たして国会は生きているか?現今の焦眉の課題=政治改革を見据えて、憲法の根本原理を検証する。
目次
序論 「国権の最高機関」としての国会とは何か
第1章 二院制は本当に必要か(参議院が設置されたのはなぜか;参議院はどのような議員で構成されるべきか ほか)
第2章 国会はどのように法律を制定するのか(議員立法が必要とされるのはなぜか;立法権と予算編成権をいかに調整するか ほか)
第3章 国会の調査活動の意義と目的は何か(国政調査権はどのように行使されているか;国政調査権の行使はどこまで認められるか ほか)
第4章 言論による政治は実現できるか(政治家になぜ言論が求められるか;自由討議制はなぜ廃止されたか ほか)
第5章 選挙制度をどう改革すべきか(どのような選挙制度を採用すべきか;選挙運動はどこまで自由であるべきか ほか)
感想・レビュー
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ヴェルナーの日記
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日本は、いちおう民主主義の名のもとに国会を運営し、議会制政治をで国を取り仕切っている。ただ同じ議会制民主主義といっても一様ではない。アメリカはアメリカ型、イギリスはイギリス、ドイツ、イタリア等々、国柄によって政治執行の仕方は違う。では日本型議会制民主主義という国会運営とは如何なるものなのか? 恥かしながら本書を手に取るまでよく判らなかった。なぜ衆議院と参議院という二院制なのか? その働きに違いはあるのか? 議員立法とはどんな仕組みで、なぜ必要としているのか? 小選挙区制は日本の政治にとって妥当か、否か? 2016/06/23