出版社内容情報
「憲法論議元年」更なる万論を期してシリーズ刊行開始!
二〇〇〇年、日本国憲法を論議するための調査会が国会に設置された。護憲か、改憲か。日本の進路を考え直す絶好の機会に遭遇しつつある。いまや戦争や占領を知らぬ世代が過半数を占める。本シリーズは、議論のための前提、日本国憲法の法的、歴史的な基礎知識の普及を目標としている。(監修者・竹前栄治)
内容説明
2000年、日本国憲法を論議するための調査会が国会に設置された。護憲か、改憲か。日本の進路を考え直す絶好の機会に遭遇しつつある。いまや戦争や占領を知らぬ世代が過半数を占める。本シリーズは、議論のための前提、日本国憲法の法的、歴史的な基礎知識の普及を目標としている。
目次
序論 なぜ“押しつけ憲法”と言われてきたか
第1章 敗戦時、日本に連合諸国は何を期待したか
第2章 明治憲法見直し作業に政府はどう対応したか
第3章 政府はどんな自主憲法を考えたか
第4章 GHQはどのような憲法を望んでいたか
第5章 日本政府とGHQの共同憲法草案とはどのようなものか
第6章 第90帝国議会をめぐってどのような攻防が展開されたか
第7章 新憲法施行までに政府はどう動いたか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
74
日本国憲法は戦後70年以上過ぎも、いまだに押し付けか、否かについて論争が続いている。自分が生まれたときには既に現憲法は施行されて、個人的にはなんら問題なく、今日に至っている。しかし昨今、憲法改正・第9条を云々という名を聞く機会が増えてきた。でも恥ずかしながら自分的には学生の頃、社会科の授業で軽く触れただけで、現憲法の内容をあまり知らないのが現状だ。そこで一念発起し、改めて日本国憲法が如何に制定され、公布し施行されたのか。歴史的視点、当時の日本を取り巻く世界情勢も含めて見直す意味で本書を手にした次第である。2016/03/17