小学館文庫<br> 少女はなぜ逃げなかったか―続出する特異事件の心理学

小学館文庫
少女はなぜ逃げなかったか―続出する特異事件の心理学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094043419
  • NDC分類 326.34
  • Cコード C0195

出版社内容情報

少女は逃げなかったのではなく、逃げられなかった!

 当時9歳だった少女を誘拐し9年2か月にわたって監禁した37歳の男が逮捕された。警察も「きわめて特異」「前代未聞」とこの事件の異常性を強調。マスコミも連日、男の素顔、同居している母親と男、少女との関係、少女の状況などについて報道を繰り返した。日本中が驚愕した新潟少女誘拐監禁事件の背景には、何があったのか。現地の取材をもとに新進気鋭の心理学者が分析、解説する。さらに、京都小学生殺害事件、毒物連鎖事件など、近年、続発する特異事件にも鋭い分析のメスを入れる!

内容説明

当時9歳だった少女を誘拐し9年2か月にわたって監禁した37歳の男が逮捕された。警察も「きわめて特異」「前代未聞」とこの事件の異常性を強調。マスコミも連日、男の素顔、同居している母親と男、少女との関係、少女の状況などについて報道を繰り返した。日本中が驚愕した新潟少女誘拐監禁事件の背景には、何があったのか。現地の取材をもとに新進気鋭の心理学者が分析、解説する。さらに、京都小学生殺害事件、毒物連鎖事件など、近年、続発する特異事件にも鋭い分析のメスを入れる。

目次

第1章 新潟少女監禁事件
第2章 少女はなぜ逃げなかったか
第3章 続発する特異事件の背景(京都小学生殺害事件;和歌山毒カレー事件;新潟毒茶事件;グリコ森永事件;ドクター・キリコ毒物宅配自殺事件)
第4章 犯罪者の心の闇と被害者救済

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

25
心理学博士、00年。国民を守るべき警察が、組織を守るためだけの機関に成り下がっていた柏崎署。編集部が事件を取材し、著者は心理学から多少掘り下げているが、薄くてブックレットを読んでいるよう。後半は和歌山カレー事件、グリコ森永事件などでお茶を濁し味気ない。2020/11/03

スノーマン

18
新潟の事件について書いてある部分には、とても興味深くて、人間の心理の複雑さが伝わってきた。必死で生き延びてきたこの少女が、幸せに暮らしていてほしい。この事件にスポットを当てた前半は良かったけど、後半は妙なごった煮状態で残念。。2020/03/05

Humbaba

17
全ての生き物は学習する.しかし,その学習は幸福に生きるために有用なものとなるとは限らない.努力しても逃げ出せない状況が続けば,やがては努力すること自体を諦めてしまうこともある.2013/04/01

すきま風

7
序盤までは良かったのだが…徐々に失速。初版のせいもあるにしても、5つくらい誤植を見つけてげんなり。また、タイトルに対する答えが結局出ていない。犯罪心理についての解説も真新しいものはなく、いささか拍子抜けしてしまった。新潟の事件は当時を思い出してもやはりかなりの衝撃的な事件だったけれど、今でもやはりその衝撃は忘れられない。2014/11/20

kera1019

7
事件の追跡や事実関係の検証はほとんど無しで、心理学者である著者の主観による見地と推測が全体を占める。その内容はほぼ予断で説得力に欠ける。特に和歌山の毒入りカレー事件の項に至ってはホンマ酷かった。2013/09/05

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