出版社内容情報
どうでもいい話から自然界の不思議まで、究極の雑学。
植物の分類法に画期的なシステムを導入したのは、スウェーデンの博物学者リンネであった。植物の生殖器官・花に着目し、その形態を基準に、雄しべと雌しべの形と数で分類してゆくその方法は「セクシャル・システム」と呼ばれ、一八世紀の後半にはヨーロッパ中に広く知れわたった。イギリスでその思想に共鳴したソーントンは、リンネ分類学を図解した大著を出版した。史上最美といわれる植物図鑑『フローラの神殿』である。
内容説明
植物の分類法に画期的なシステムを導入したのは、スウェーデンの博物学者リンネであった。植物の生殖器官―花に着目し、その形態を基準に、雄しべと雌しべの形と数で分類してゆくその方法は「セクシャル・システム」と呼ばれ、18世紀の後半にはヨーロッパ中に広く知れわたった。イギリスでその思想に共鳴したソーントンは、リンネ分類学を図解した大著の出版を計画し、そこで生まれたのが史上最美といわれる植物図鑑「フローラの神殿」である。初版と第二版に異同のあることで有名なこの図鑑を、初めて完全収録して公開する。
目次
イメージ解読のための図像学入門―第四講 絵はすべてルールであるその三
ソーントン『フローラの神殿』
地上に花を撒くフローラ
クピド、フローラ、ケレスおよびアスクレピオスがリンネの胸像を祝福する
植物に愛を射込むクピド
スノードロップとクロッカス
ペルシアシクラメン
ヒヤシンス各種
バラ各種
カーネーション各種〔ほか〕
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