小学館文庫
羽生善治 進化し続ける頭脳

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 211p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094030464
  • NDC分類 796
  • Cコード C0195

出版社内容情報

かつてはチャイルドブランドと呼ばれた。コンピューター世代とも分析された。だが、七冠奪取の偉業達成以来、旧世代とも新世代ともちがう道を、羽生義治は歩み続けている。その眼は、どこを見すえているのか!?

九十六年に世間を驚かせた「七冠奪取」から六年、戦国時代の様相を呈する将棋界の中心に羽生善治は座り続けている。旧世代は駆逐され、羽生より若い世代が台頭するなかで、彼は進化し続ける。その強さの秘密はなにか?「羽生キラー」と呼ばれた田中寅彦九段が、コンピューターを駆使する情報処理能力、精神構造、将棋界の特質、幼児期からの軌跡……、あらゆる角度から、稀代の天才棋士羽生善治の能力値を、そして未来を推察する。

内容説明

九六年に日本中を驚かせた「七冠奪取」から六年、戦国時代の様相を呈する将棋界の中心に羽生善治は座り続けている。旧世代は駆逐され、羽生より若い世代が台頭するなかで、彼は進化し続ける。その強さの秘密はなにか?七冠奪取の偉業達成以来、旧世代とも新世代ともちがう道を、羽生善治は歩み続けている。その眼は、どこを見すえているのか!?「羽生キラー」と呼ばれた田中寅彦九段が、コンピュータを駆使する情報処理能力、精神構造、幼児期からの軌跡…、あらゆる角度から、稀代の天才棋士羽生善治の能力値を、そして未来を推察する。

目次

第1章 羽生はやっぱり強かった
第2章 羽生善治、その強さの本性見たり
第3章 羽生善治、天才少年から名人まで
第4章 羽生善治、将棋界をグチャグチャにす
第5章 羽生vs谷川
第6章 羽生善治、ヒーローを生んだ将棋界
第7章 羽生の天下はどこまで続くのか
あとがきにかえて―素晴らしき将棋の伝道師・羽生善治

著者等紹介

田中寅彦[タナカトラヒコ]
1957年大阪府豊中市生まれ。72年、六級で高柳敏夫八段に入門。76年、三段から三か月余のスピードで四段。84年A級入りして八段。94年九段。88年、第五二期棋聖を獲得。「羽生キラー」として知られた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

11
96年、将棋界初の「七冠奪取」を達成した羽生善治。あれから6年。羽生善治は未だ将棋界の中心に座り続け、同世代、さらに若い世代が活躍する中 さらに進化をしている。その強さの秘密は何か?90年代中期に羽生善治に勝ち越していた数少ない棋士で、「羽生キラー」の異名を持つ著者が、あらゆる角度から、羽生善治について考察する。2017/01/10

ライアン

6
どうもこの著者のことはあまり好きになれないが、プロ棋士ならではというかプロ棋士でしか見れない観点で羽生さんについて語っている。「若い頃の羽生は弱かった」などなど。その後の技術面と人間的成長、勝負とは離れたところで将棋を楽しんでいる、七冠に満足することなく新しい将棋を見つけ出すためにライバルたちが自分の領域に入るお膳立てをしている?などなどが興味深かった2015/07/01

コホーー

0
他の棋士が一芸に秀でたエキスパートを目指していた中、羽生善治は総合エキスパートともいうべきオール80点の将棋を次々と指していった。また、10が勝負のバロメーターなら、羽生は常に6で勝つような鼻差勝ちが目立った。どんな相手にも、どんな戦法にもバランスよく勝つことは難しいが、羽生はそうして今の地位を築いた。また、タイトルへのこだわりはなく、あるのは将棋を心から楽しみたいという将棋愛だけ。この辺が羽生の強さの核心なのでしょうね。2016/04/27

マスクアート

0
将棋からみた羽生さん。7冠時の将棋界や手合いの様子が見て取れる。八十点の将棋という、羽生世代以降についての考察は興味深かった。2011/09/24

けいちゃっぷ

0
羽生さんの脳みそを見てー。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21407
  • ご注意事項

最近チェックした商品