出版社内容情報
銀行の不良債権を仮に50兆円としても、日本の個人金融資産は総額1400兆円もある。消費が上向けば景気は必ずよくなるのだ! 不況ムードに煽られて財布のひもをかたくしている消費者心理を変えさせる、画期的な提言。
日本経済は本当に行き詰まっているのか? いや、決してそうではない。経済学者とは違う視点で、日本の底力を裏付ける数値を具体的に挙げ、景気回復の秘策を説く、画期的な提言の書。銀行の不良債権を仮に50兆円としても、日本の個人金融資産は総額1400兆円もあるのだ。消費が上向けば景気は必ずよくなる! 不況ムードに煽られて財布のひもをかたくしている消費者心理を変えるために、心理学者にして精神科医の著者が綴った、日本経済回復の処方箋。
内容説明
日本経済は本当に行き詰まっているのか?いや、決してそうではない。経済学者とはまったく違う視点で、日本の底力を裏付ける数値を具体的に挙げ、景気回復の秘策を説く画期的な提言の書。銀行の不良債権を仮に五〇兆円としても、日本の個人金融資産は総額一四〇〇兆円もあるのだ。消費マインドが上向けば景気は必ずよくなる!不況ムードに煽られて、みんなが財布のひもを固くしている現状は、もはや治療が必要な「うつ病型不景気」と言える。その消費者心理を変えるために、精神科医の著者が最新の理論を用いて綴った、日本経済回復の処方箋。
目次
第1講 日本の景気を精神分析する(日本の不景気は重度のうつ病患者にそっくりだ;貧困妄想に襲われた日本 ほか)
第2講 心のタイプを読めば超大ヒットも生まれる(最新精神分析理論から分かる消費者の欲求レベル;日本人の心のタイプから探る消費の構造 ほか)
第3講 自己愛喪失が不景気の引き金になった(自己心理学から読み解くシゾフレ人間のパーソナル障害;自己愛傾向の強いナルシ人間の時代は終わった ほか)
第4講 景気好転への心の処方箋(まずは日本がアメリカから負ったトラウマの治療が必要;「グローバル・スタンダード」に振り回されていてはいけない ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。東大付属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)
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