出版社内容情報
こんなに深い! 書く喜び、書く苦しみ。
──無茶な仕事を、なぜかはなはだ順調に、しかも常に確実に、ずっと成し遂げ続けてきてこその人気作家たちである。売れっこほど、信じられないスピードで多数の分厚い作品をモノしている。まるで楽々そうしておられるように見えてしまう。 考えれば考えるほど不思議だ。なんでそんなことができるのか? あのひとたちの頭の中って、いったいどうなっているんだ? そう思うのはわたしばかりではあるまい。 その疑問に、かなりのヒントを与えてくれるのが本書である。なるほどそうだったのかと納得がゆくところも多々あるはずだ。 (久美沙織 解説より)
目次
馳星周・「どう書くか」にこだわりたい
柴田よしき・生身の女、等身大の女性を書く
京極夏彦・テキストは読者と作者の唯一の接点
恩田陸・懐しいけど新しいものを書きたい
法月綸太郎・「これだけは書かなければ」と思うとき
山口雅也・ミスマッチの面白さを追求して
綾辻行人・なるべく多くの伏線と、最後の驚きを
井上夢人・マガイモノが好き、サマにするのが好き
大沢在昌・読者を喜ばせ続けることがプロの証明
笠井潔・本格ミステリは形式の自己運動
著者等紹介
千街晶之[センガイアキユキ]
1970年、北海道生まれ。立教大学文学部卒。1995年、「終わらない伝言ゲーム―ゴシック・ミステリの系譜」で第2回創元推理評論賞を受賞。『ジャーロ』に長篇評論を連載している他、各紙誌に書評やコラムを発表
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感想・レビュー
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