小学館文庫<br> 手塚治虫の冒険―戦後マンガの神々

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小学館文庫
手塚治虫の冒険―戦後マンガの神々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 414p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094025217
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0123

出版社内容情報

手塚作品を軸に語る“初の本格的戦後マンガ史”。

マンガの巨匠・手治虫の死に触発されて始められた、漫画評論第一人者の著者による戦後マンガ史の徹底的な考察。日本のマンガはなぜ隆盛したか。マンガの「表現」はどのように成立したか。手塚作品を軸にたどる、初の本格的な「戦後マンガ史」。手治虫作品の「線」と「コマ」の表現を題材に、意欲的に同時代作品との比較研究をすすめ、戦後マンガの表現がどのように展開してきたかを徹底的に解き明かす。図版も多数収録!

内容説明

手塚治虫の死に触発されて書き始められた、マンガ評論第一人者の著者による戦後マンガ史の徹底的な考察。日本のマンガはなぜ、そしていかに隆盛したか。戦後マンガの「表現」はどのように成立したか。著書『手塚治虫はどこにいる』をテーマに行なわれた計8回の講議録をもとに、「しゃべるようにして書きおろされた手塚論」の集大成。手塚治虫作品の解読はもちろん、白土三平、水木しげる、つげ義春、大友克洋など、意欲的に同時代作品との比較研究をすすめ、戦後マンガの表現がどのように展開してきたかを徹底的に解き明かす。手塚ファンはもちろん、マンガとともに育った大人たち必読の、初の本格的「戦後マンガ史」研究書。

目次

第1講 手塚治虫の線とコマ『メトロポリス(大都会)』
第2講 初期手塚マンガの達成『来るべき世界』
第3講 さまざまな実験『罪と罰』
第4講 手塚マンガのライバルたち『イガグリくん』『忍者武芸帳「影丸伝」』
第5講 ’60年代手塚マンガの変容『どろろ』
第6講 手塚マンガの再構築『火の鳥』
第7講 大友克洋と手塚治虫『陽だまりの樹』
第8講 最後の手塚治虫『ネオ・ファウスト』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

3
本書の意義は、著者の意図する通り、ストーリーを読み、意味を考え、意義を察するという、別にマンガを対象としなくても成り立つアプローチを離れて、マンガ史を踏まえた上で、その表現や構造からマンガを分析しようという、マンガ研究独自の方法を提案したことにあります。具体的な試行を見ても、これは映画研究におけるシネマトリクスに類するものであると言ってよいと思います。最新のマンガ研究の動向については不勉強ですが、テキストとビジュアルを含んだメディアを使用したコンテンツへの研究では標準的なアプローチになるべきものです。2022/08/03

ryuetto

2
手塚治虫の描線の変化から読み解く戦後マンガの移り変わりを解説した研究本です。日本の漫画の成長過程がよく見えて面白かったです。2004/02/28

Tooru Araki

1
手塚治虫さんの漫画のモチーフの1つが、生まれ育った宝塚で誕生した宝塚歌劇団の舞台だったとは驚いた。2016/03/02

ねぎとろ

1
色々と目からうろこが。 2011/03/22

きりだんご⭐️新潮部

1
●家にあるのを再読2010/04/05

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