小学館文庫
新教育基本法6つの提言

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094024364
  • NDC分類 373.2
  • Cコード C0195

出版社内容情報

愛国心、家庭教育、地域への奉仕ほか??緊急提唱。

 いじめ、登校拒否、学級崩壊…今や日本の教育は崖っぷちにある。教育基本法がもたらした「負」の遺産を清算し、明るい未来を目指す教育の基礎固めをはかるため、「新しい教育基本法を求める会」では、「伝統の尊重と愛国心の育成」「家庭教育の重視」「宗教的情操の涵養と道徳教育の強化」「国家と地域社会への奉仕」「文明の危機に対処するための国際協力」「教育における行政責任の明確化」の六項目を提言する。●文庫書き下ろし

内容説明

いじめ、登校拒否、学級崩壊など、今や日本の教育は崖っぷちにある。本書執筆陣は「その元凶は、教育基本法に他ならない」と語る。戦後、GHQの強い指導のもとでつくられた教育基本法は、教育現場から伝統や愛国心、道徳・宗教的情操といったものを排除した。その結果、日本の教育は崩壊の一途をたどったのだ。そこで、二一世紀の教育を憂う識者が立ちあがり、「新しい教育基本法」の理念を一年間かけて研究してきた。本書はその成果である。新教育基本法にいったい何を盛り込むべきか、荒廃する教育現場の現状をふまえながら、具体的な提案を行う。

目次

第1部 なぜ、新しい教育基本法が必要なのか?(個性を育てない「教育亡国」からの脱皮を;硬直した教育制度が現場の荒廃を招いた ほか)
第2部 「6つの提言」がめざすものとは?(伝統の尊重と愛国心の育成―伝統継承に根差した未来創造を;家庭教育の重視―今こそ求められる、意志を持って「家族する」こと ほか)
第3部 教育現場は法に何を期待しているか(子どもたちの行動理念になり得る具体性を持った内容に;「他人あっての自分」という価値観を盛り込んで ほか)
第4部 教育基本法はどう見直されてきたのか(教育基本法の五〇年史)

著者等紹介

西沢潤一[ニシザワジュンイチ]
大正15年仙台市生まれ。工学博士。電子通信工学専攻。前東北大学総長。現岩手県立大学長。pinダイオード、半導体レーザー、収束性光ファイバーという光通信の三大要素を発案。昭和58年ジャック・A・モートン賞、平成元年文化勲章、平成12年エジソンメダルを受章。著書多数
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感想・レビュー

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ヴェルナーの日記

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教育基本法が1948年に施行され、高度経済成長期にあって〝24時間働けますか”という強靭な企業戦士を群を社会に送りだすために、詰込み型・完全な暗記を重視といったエリートたちを創りだす偏重な教育システムであった。そこには学習をについていけない子供たちを『落ちこぼれ』と称し、校内暴力・いじめ・登校拒否といった弊害を生んだ。そこで詰込み型教育を見直し〝ゆとり教育”と称する教育方針を、1980年度~2010年代初期まで実施したが、生徒たちの学力が低下していると指摘・批判されるようになった。2016/05/16

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