小学館文庫
韓国と歴史は共有できない―日韓歴史共同研究のまぼろし

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094023770
  • NDC分類 210.18
  • Cコード C0120

出版社内容情報

他国の歴史認識に日本が合わせるいわれはない。

「日韓歴史共同研究委員会」が発足し、日韓両国間の歴史認識の違いを解消するための模索が始まろうとしている。 果たして今回の共同研究で、自らを絶対善、日本を絶対悪とする韓国と、共通の歴史認識を持つことは可能なのか? 著者は過去の共同研究を検証し、歴史認識の共有は不可能であることを証明する。日本が韓国におもねらず「和して同ぜず」を貫くことこそが、むしろ相互理解を促進するのだと指摘する。●文庫書き下ろし

内容説明

「日韓歴史共同研究委員会」が発足し、日韓両国間の歴史認識の違いを解消するための模索が始まろうとしている。これまでも同様の試みはあった。だが、両国の歴史認識には埋めがたいギャップが存在し、あらゆる政治的影響のもとでねじれた論議が繰り返されてきたにすぎなかった。果たして今回の共同研究で、自らを絶対善、日本を絶対悪とする韓国と、共通の歴史認識を持つことは可能なのか?著者は過去の共同研究を検証し、歴史認識の共有は不可能であることを証明する。日本で韓国におもねらず「和して同ぜず」を貫くことこそが、むしろ相互理解を促進するのだと指摘する。

目次

序章 水面下で韓国に屈していた文部科学省―平成十五年度高校用日本史教科書の検定で明るみに出た、恐るべき実態
第1章 動き始めた日韓歴史共同研究委員会―第二の「近隣諸国条項」となる恐れあり
第2章 教科書をめぐる、過去の日韓共同研究について―韓国教科書を批判しない「共同」研究
第3章 ドイツの「国際教科書対話」は参考になるのか―イギリスは「共通副教材」に見向きもせず
第4章 日韓歴史共同研究委員会の問題点―歴史研究と歴史教育は別物である
第5章 歴史認識の「共有不可能」を証明する―「天皇」を「日王」と呼び続ける非礼
終章 「韓国とのゆかり」に思いを馳せて

著者等紹介

勝岡寛次[カツオカカンジ]
昭和32年、広島県生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。現在、明星大学戦後教育史研究センター勤務、明星大学非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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