出版社内容情報
犯罪ドキュメントの第一人者が中国各地を現地取材。日本の夜の制覇を狙うチャイナマフィアの実態を探る。
ここ数年の間に新宿をはじめとする東京の盛り場の暴力団地図はがらりと変貌した。これまでの暴力団同士による微妙な縄張りを無視した新しい勢力が急速に台頭しているのだ。それがチャイナマフィアである。日本の暴力団をはるかに凌ぐ徹底した暴力を武器に、麻薬、女、密航などで、日本の闇社会に深く浸透するチャイナマフィアの実態を、台湾、香港、上海、雲南各地の潜入取材を含めて鋭く抉り出す迫真のノンフィクション。
内容説明
ここ数年の間に新宿をはじめとする東京の盛り場の暴力団地図はがらりと変貌した。これまでの暴力団同士による微妙な縄張りを無視した新しい勢力が急速に台頭しているのだ。それがチャイナマフィアである。本書は、犯罪ドキュメントの第一人者、溝口敦が経済のボータレス化と表裏一体をなす闇社会の国際化に一筋の光をあてた迫真のノンフィクション。日本の暴力団をはるかに凌ぐ徹底した暴力を武器に、麻薬、女、密航などで、日本の闇社会に深く浸透するチャイナマフィアの実態を、台湾、香港、上海、雲南各地の潜入取材を含めて鋭く抉り出す。
目次
プロローグ 「中国」と日本を結ぶ黄金の四角地帯
第1章 ドラゴン・マフィアと呼ばれる男たち
第2章 日本上陸の先兵、台湾流民の全貌
第3章 香港里社会の血と義と金の秘儀
第4章 黒い海の道―蛇頭
第5章 「魔都」上海―チャイナ・マフィアの源流