小学館文庫<br> ミカドの肖像

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小学館文庫
ミカドの肖像

  • 猪瀬 直樹【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 896p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094023121
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

作家・猪瀬直樹の代表作にして原点!

天皇と日本人、伝統とモダン。近代天皇制に織り込まれた記号を、世界を一周する取材で丹念に読み解いた渾身の力作。皇居の周りにちりばめられた謎を一つ一つ解き明かし、物語はやがて世界へと広がっていく…。どうやって西武グループは皇族の土地にプリンスホテルを建てたのか? なぜ、オペレッタ「ミカド」が欧米人から喝采を浴びるのか? 明治天皇の「御真影」はどうして西洋人の風貌になったのか? 第18回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。

猪瀬 直樹[イノセ ナオキ]
著・文・その他

内容説明

コクドはなぜ旧皇族の土地を次々と取得し、プリンスホテルを建てることができたのか。その謎と西武王国・堤家支配の仕組みを、“ミカド”の禁忌に触れまいとする日本の“不可視のシステム”の存在とともに、ひもといてゆく。また、欧米人から喝采を浴びるオペレッタ「ミカド」をめぐって、世界史のなかに天皇制がどのように位置づけられていったかを探る。さらに、なぜ明治天皇の「御真影」が西洋人の風貌になったのかを解き明かす。近代天皇制に織り込まれたさまざまな記号を、世界一周取材で丹念に読み解いた、渾身の力作。

目次

第1部 プリンスホテルの謎(ブランドとしての皇族;土地収奪のからくり;天皇裕仁のゴルフコース ほか)
第2部 歌劇ミカドをめぐる旅―デォオ“MIKADO”との二度目の対話(ミシガン州ミカド町へ;ミカドゲームと残酷日本;西洋人の日本観と歌劇ミカド ほか)
第3部 心象風景のなかの天皇―デォオ“MIKADO”との三度目の対話(天皇崩御と世界の反応;つくられた御真影;ジェノヴァから来た男 ほか)

著者等紹介

猪瀬直樹[イノセナオキ]
1946年、長野県生まれ。作家。道路関係四公団民営化推進委員会委員、政府税制調査会委員、東京大学客員教授など、多方面で活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

212
第18回(1987年)大宅壮一ノンフィクション賞受賞。 東京都知事を資金提供疑惑により 辞任した 猪瀬直樹の本である。 タイトルとは裏腹に 堤康次郎による 堤王国のパートの方が 面白い。 真実のほどは よくわからないが、 西武グループが天皇の御用地に目をつけた あたりは 興味深い。情報量が多すぎて、 肝心のミカドが浮かび上がらないのは 少し残念。2017/05/16

てつ

37
厚い、長い、くどい。濃い。 内容はともかく読んでて疲れました。2020/11/24

ころこ

26
本書が出版されたとき、立花隆は「皇居の周りを散歩しているようだ」といった感想を述べました。以前、本書のプロローグ「デュオMIKADO」のインタビューを読んだとき、立花と同様の感想を持ったものです。もっと簡潔に主張を述べるべきで天皇制と関係のない議論がなされているというのが否定的意見で、立花も大部な割に天皇制の本質に迫っていないと言いたかったのでしょう。では、天皇制の本質とは何なのか。要約すると、本書の主張は以下の2点です。①「ミカド」はシミュラークルである。複製技術は精巧なオリジナルのコピーをつくりますが2018/08/10

うつしみ

16
86年刊。西武全盛期にこれが書かれたのが興味深い。堤康次郎は、臣籍降下で莫大な相続税を課され落ちぶれていった旧皇族華族の広大な土地を買い叩いてプリンスホテルの礎とし、全国各地でレジャー事業を展開、息子の代に全盛期が訪れた。元号が変わり土地神話が崩壊しその詐術・錬金術が明るみになり王国崩壊・・もう一回元号が変わった今では兵どもが夢の跡。バブルが崩壊しようがどうしようが天皇のご威光には一点の陰りもない。あえて政治と距離を取る事で命脈を保ってきた智慧とはこういうものか。改元には過去を相対化できる効用もあるようだ2025/04/01

とみやん📖

16
序盤は面白いけど、肖像画やオペラ「ミカド」、日本風景論の辺りは相当間延びした。そこの説明いる?っていう感じで。物知りなのも調査好きも分かるけど、粘着質に自説をこじつけて正当化するような展開は、あまり好ましい感じはしない。 西武の堤康次郎のビジネスも専ら悪質な性質でもなく宮家にもメリットがあり、共存共栄の形を取っていたことが分かったのは収穫。尊皇派が作り上げた近代天皇制が現代人にも深く深層心理に影を落としていることを論じたかったのだろうが、個人的には、マニアックな文芸評論という評価でしかない。2019/09/15

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