出版社内容情報
改憲議論はもう不毛だ。日本が日本であるための新憲法制定。
敗戦後、実質的には占領軍によって起草された現・日本国憲法。その前文は、主権在民・国際平和など一般的な理念に満ちているが、日本がどういう国でどんな国を目指すのかと言うことに対して全く無関心なものになっている。
自らの手で作ったものではないこの憲法を、一度も改正することなく半世紀以上維持してきた結果、日本人が本来持っていた良き伝統や価値観が失われてきている。
21世紀を迎えた今こそ、日本人のアイデンティティーを示し、将来の座標軸となり得る新しい憲法を持とうではないか。その第一歩は、憲法前文の改正で始まる。
内容説明
敗戦後、実質的には占領軍によって起草された現・日本国憲法。その前文は、主権在民、国際平和など一般的な理念に満ちているが、日本がどういう国でどんな国を目指すのかということに対して全く無関心なものになっている。自らの手で作ったものではないこの憲法を、一度も改正することなく半世紀以上維持してきた結果、日本人が本来持っていた良き伝統や価値観が失われてきている。二一世紀を迎えた今こそ、日本人のアイデンティティーを示し、将来の座標軸となり得る新しい憲法を持とうではないか。その第一歩は、憲法前文の改正で始まる。
目次
第1章 日本国憲法の無国籍性を問う
第2章 現行憲法の誕生とその功罪
第3章 なぜ憲法前文を書き直すのか
第4章 新しい憲法前文が果たす五つの役割
第5章 憲法前文に示すこの国のかたちと理想
第6章 前文は国民自ら起草しよう
著者等紹介
英正道[ハナブサマサミチ]
1933年、東京生まれ。56年、慶応義塾大学経済学部卒業。同大学大学院法律科修了後、外務省に入省。在ニューヨーク総領事、駐イタリア大使等を歴任。現在、鹿島建設常任顧問、日本英語交流連盟会長
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