出版社内容情報
ロンドン郊外のレッチワースに田園都市の原型をみた渋沢栄一の四男・秀雄は、田園調布をいかにして創りあげていったか。知られざる東急グループのルーツは？ 近代天皇制国家成立の底層を土地問題を通して探った渾身のノンフィクション。
イギリス・ロンドン郊外のレッチワースに田園都市の原型をみた渋沢栄一の四男秀雄は、田園調布をいかにして創りあげていったか。それを呑み込んで肥えた五島慶太はいかにして東急グループを作りあげていったか。知られざる東急グループのルーツとは？「明治」「大正」そして「昭和」へとつらなる近代天皇制国家成立の底層を土地問題を通して探った問題作。“続ミカドの肖像”として注目の書。
内容説明
大宅賞受賞作『ミカドの肖像』続篇。なぜ、田園調布は東急沿線に誕生したのか？なぜ、近代合理主義は《皇居》をターゲットにしえなかったのか？僕たちにとって「昭和」とは？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホリエンテス
1
田園調布と東急が出来るまで。バブル絶頂期に書かれた作品。25年前は土地の値段は下がらないっていう神話があったんだな。2012/10/01
