出版社内容情報
地球上のあらゆる場所には、砂つぶより小さな生き物「ミクロ生物」たちが無数にくらしている。顕微鏡でなくては見ることができないほど小さいけれど、その世界は、じつは巨大な広がりをもっている。ミクロ生物は「縁の下の力持ち」で、さまざまな働きをしている。しかもそれぞれ個性ゆたかで多様性に満ちていて、環境を考えるうえでも重要な存在。そんなミクロ生物たちの知られざる秘密について、わかりやすく、イラストや写真を使って紹介する。ゾウリムシ、ミドリムシ、アメーバ、ボルボックス、シアノバクテリア、けい藻、うずべん毛藻、ミジンコのなかまたちについて、その体のつくりや働きについて解説。おもしろ絵図鑑。
内容説明
花びんや池、海の水を1滴すくって、顕微鏡でのぞいてみると…?スケートみたいにスルスルすべるもの、クルクルとうずを巻くようにせわしなく泳ぐもの、グニョグニョと形を変えるもの、ミクロ生物たちのゆかいな水族館がそこにあります。日光の力で「ごはん」を作るものもいれば、小さなよごれをそうじ機みたいにすいこんで食べるものもいて、すがた形だけでなく、暮らし方も個性ゆたかです。1滴の水に広がるミクロ生物の宇宙へ、さあ、探検に出かけよう!小学校中学年から。
目次
1 もじゃもじゃのミクロ生物 ゾウリムシ(せん毛虫)のなかま
2 ストレッチ大すき!ミドリムシのなかま
3 小さなかいじん100めんそう!?アメーバのなかま
4 水の中の小さな野菜 ボルボックス(緑藻)のなかま
5 太古の地球の環境をととのえた シアノバクテリアのなかま
6 海の豊かさをささえる、小さなガラス細工 けい藻のなかま
7 目立ちたがりやで変わり者ぞろい うずべん毛藻のなかま
8 じょうぶなヨロイに身をつつむ ミジンコ(甲かく類)のなかま
9 自由研究もこれで完ぺき!ミクロ生物に会いに行こう
自由研究にぴったり!本に出てきた用語・岩国市ミクロ生物館
著者等紹介
末友靖隆[スエトモヤスタカ]
1980年兵庫県神戸市生まれ。岩国市ミクロ生物館館長。博士(理学)。日本原生生物学会評議員。同若手の会役員。ミクロな生き物たちの巨大な世界の魅力を通じて科学大好き少年少女を育てるために、出前授業や教材開発に奔走中
友永たろ[トモナガタロ]
1961年大分県生まれ。魚を中心に、古今東西あらゆる生き物をわかりやすく、かわいらしく、美しく描くイラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。