出版社内容情報
日本経済不況の突破口は「.com(ドットコム)企業=インターネット関連企業」にあり。企業買収、リストラ、合併といった日本とは対照的に、「.com」銘柄によって巨大化した米国経済。猛スピードで変化する経済状況を、具体例を挙げながら解説するビジネスマンお助け本。
外資の日本企業買収、大企業倒産やリストラ、大型合併による巨大銀行誕生など、この1年で日本経済地図は大きく変わった。その一方で米国のひとり勝ちは続き、COM(ドットコム銘柄)と呼ばれるインターネット関連の情報通信企業は巨大な利益を生み、世界を飲み込まんばかりだ。この差はどこにあるのか。経営コンサルタントの大前研一氏は世界で動いているある大きな変化を指摘している。2000年を猛スピードで駆け抜けるに違いないこの変化こそ、あらゆるシステムの「新旧交代」なのだと。いま日本や世界で何が起きているのか、具体例を挙げながらわかりやすく解説した本書はまさにビジネスマンにとって有益な生きた経済学講義である。
内容説明
石油危機、バブル崩壊に続き日本経済を襲う衝撃がドットコム企業だ。日本経済は「新旧交代」が始まっている。
目次
第1講座 2000年は新旧交代の年
第2講座 日本企業を取り巻く新旧交代
第3講座 新旧交代が激しい情報通信産業
第4講座 韓国はなぜ新旧交代できないのか
第5講座 世界の新旧交代を見る
第6講座 教育現場こそ新旧交代が必要
第7講座 日本は新旧交代できるのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
9
かなり前の本だが、予測が当たっていてすごいなと思う。マハティール首相のもし日本なかりせばは感動した。なぜ日本はこんなに自信を無くしてしまったのかと思う。2017/08/23
もくたつ(目標達成)
6
歯に衣着せぬ物言いで、世界情勢、日本の未来、韓国の未来などを切っていく。ボーダーレスな立場から意見を言うとあるとおり、国民感情などは一旦置いて、論理的に説得力のある意見や今後の方針が示されている。論理が明確で、用語の解説も付いている、読みやすい1冊。2015/12/08
がっち
2
10年以上前の本であるが、10年経った今これを実感する。そして日本の状況は変わっていないという状況である。日本の銀行は世界から取り残されて、情報通信産業は世界から立ち遅れている。何も変わっていないともいえ、これはわれわれにとってチャンスなのかもしれない。2012/08/02
satoben
2
10年前の本であるが、日本は当時と比べて何も変わっていないことが分かる。また、ネットによる変化を予想しており、それがけっこう当たっていることにビックリ。そして、韓国はホントに急成長したことを分からせてくれる。2010/10/23
元吉
1
★★★★☆2000/04/09
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