リアル・クローン

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リアル・クローン

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093895811
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

1997年、若山照彦博士は、世界初のクローンマウス誕生に成功した。クローンという最先端科学に取り組んだ若き研究者の苦難の末の快挙を描きながら、クローンビジネスを巡る争い、クローン技術の可能性と危険性、科学者と社会との関係性などに光をあてる。

1997年9月、世界初のマウスによる体細胞クローンの誕生に成功したハワイ大学(当時)の若山照彦博士。21世紀の医学、生物学に多大な影響を与えるこの快挙はいかにして成し遂げられたのだろうか。成功に至る過程で生じた幾多の困難や、その成功によって降り懸かる様々な影響と出来事??研究機密を盗みだそうとする学会内での争い、ベンチャー企業が絡んだクローンビジネスを巡る争い、etc。若き研究者が艱難辛苦を乗り越えて国際的学術誌に論文が掲載されるまでの過程を描きながら、現代の研究者たちを取り巻く環境や、クローンという最先端科学の可能性と危険性、科学者と社会との関係などを明らかにする。 第6回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞作。

内容説明

羊の「ドリー」は真のクローンではない!真のクローン技術確立への扉を開いた若き日本人研究者の物語。第6回小学館ノンフィクション大賞優秀賞。

目次

プロローグ 最初の1匹―19:10.2nd.Sep.1997
第1章 歴史を作った実験
第2章 クローンマウス誕生
第3章 ネーチャーへの挑戦
第4章 膠着状態
第5章 ベンチャー企業設立
第6章 試練の日々
第7章 挫折と復活
第8章 開かれた扉
エピローグ センス・オブ・ワンダー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シロクマとーちゃん

2
あのSTAP問題の渦中のひとりとなってしまった若山博士が若かりしころ、自身の栄光をつかむまでの苦難と不運に満ちた時期が描かれている。筆者と若山博士の名前の共通点には気づいていたものの、筆者は実の兄であるとは、最後まで気づかなかった。STAP論文の共著者の中で若山博士だけが小保方の実験に疑問を呈することが出来たのは、彼が実験科学に常に真摯に取り組むひとであったから。この本を読んで、改めてそう感じた。2015/09/30

OMO

1
面白さ:○   興味:○   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×2023/07/13

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