内容説明
「出世」も「いじめ」も「恋愛」も―真の漢による究極の人生相談。
目次
第1章 日本の武士は「世界一の首狩り族」である
第2章 我らが失明体験、「心の目」でこそ見えるもの
第3章 武士道究極の処世術「武備恭順」とは何か
第4章 「天皇と武士」の考察なくして「美しい日本」を語るなかれ
第5章 「いじめ自殺」と「恋愛」、ひとつしかない命の使い方
第6章 世界に武士を知らしめた!これが「ハラキリ」だ!
第7章 あえて言う。「相撲の歴史」は「八百長の歴史」である
第8章 遂に明かされる「壮絶の半生」、我が「テロルの決算」
著者等紹介
小林よしのり[コバヤシヨシノリ]
昭和28(1953)年、福岡生まれ。『東大一直線』『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』でギャグ漫画に新風を巻き起こす。その後、「ゴー宣」シリーズが思想空間を揺るがす大ヒットに
堀辺正史[ホリベセイシ]
昭和16(1941)年、水戸生まれ。武道家。昭和51(1976)年、東京・東中野に骨法の道場を開き、現在、創始師範。格闘技界のご意見番として知られ、アントニオ猪木、獣神サンダー・ライガー、船木誠勝など名だたるプロレスラーが堀辺氏の道場の門を叩いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Y2K☮
39
故・堀辺氏に一度お会いした。色白で柔らかな佇まい。でもここぞという機は鋭い舌鋒を熱く振るう。たとえば明治維新。欧米から国の自立を守る為、身を置いていた武士という特権階級を自ら終わらせた志士を称えつつ、彼らの行動がテロである事実もぼかさない。全てのテロは悪? では仮にナチスが復活して日本を支配したらどうか。話し合いで自由と平和を取り戻せる? 暴力も戦争も望まない。その願いと「何かあった時の為に。或いは何も起こさせぬように」の危機意識は矛盾しない。もっと頭と身体を鍛える。様々な意味で誰かを守れる者でありたい。2017/01/30
ペカソ・チャルマンチャイ
1
随分前に出ていたのですね。知らなかった。内容的には今までのゴー宣に似た内容で、特に目新しい部分は無かったような気がします。堀辺氏の言う「武士は自らの特権階級を捨て、この国の為に明治維新という革命を起こした」には違和感を感じる。原動力となったのは、虐げられた藩や武士の人々であって、本当の特権階級の人々は最後まで抵抗し、自らその地位を捨てたわけではないだろう?2014/07/04