力道山未亡人

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力道山未亡人

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093891615
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

第30回小学館ノンフィクション大賞受賞作

“戦後復興のシンボル”力道山が他界して60年。

妻・田中敬子は80歳を越えた今も亡き夫の想い出を語り歩く。

しかし、夫の死後、22歳にして5つの会社の社長に就任、30億円もの負債を背負い、4人の子の母親となった「その後の人生」についてはほとんど語られていない──。

〈未亡人である敬子には、相続を放棄する手もあった。
しかし、それは考えなかった。
「そんなことを、主人は絶対に望んでないって思ったんです」
敬子は社長を引き受けることにした〉(本文より)

「力道山未亡人」として好奇の視線に晒され、男性社会の洗礼を浴び、プロレスという特殊な業界に翻弄されながら、昭和・平成・令和と生きた、一人の女性の数奇な半生を紐解く傑作ノンフィクション!

選考委員絶賛!
●辻村深月氏(作家)
「未亡人・敬子さんの人柄がくらくらするほど魅力的」
●星野博美氏(ノンフィクション作家)
「戦後日本の闇の深さを際立たせることに成功した。過去と現在がうまく共存し、そこから日本の変遷が透けて見えた」
●白石和彌氏(映画監督)
「アントニオ猪木や周りの人との関わりも、プロレスファンが読んでも堪らなかった」


【編集担当からのおすすめ情報】
国民的スターとの幸せな結婚生活はわずか「半年」。
22歳で30億円もの負債を背負った「未亡人」――。
何とも壮絶な人物を想像しますが、選考委員・星野博美氏が評したように
田中敬子さんは”フワフワ”していてとてもチャーミングな女性です。

そんな敬子さんの激動の半生を細緻に描いた本作は「第30回小学館ノンフィクション大賞」を受賞しました。老若男女問わず、多くの方に読んでいただきたい1冊です。

内容説明

遺された負債は30億円。英雄の死後、妻の「戦いのゴング」が鳴った。第30回小学館ノンフィクション大賞受賞作。

目次

序章 不思議な日
1章 健康優良児
2章 皇后陛下に似てるね
3章 サイコロ
4章 保険金詐欺
5章 生さぬ仲
6章 世紀の大結婚
7章 ニューラテンクォーター
8章 未亡人社長になる
9章 暴力組織追放運動
10章 女の意地
11章 再婚報道
12章 破門状
13章 猪木対タッキー
終章 甲子園

著者等紹介

細田昌志[ホソダマサシ]
1971年岡山市生まれ、鳥取市育ち。鳥取城北高校卒業。リングアナウンサー、CSキャスター、放送作家を経て作家に。2021年『沢村忠に真空を飛ばせた男』(新潮社)が第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。2023年『力道山未亡人』で第30回小学館ノンフィクション大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

218
”未亡人”で1冊の本になるのか…は杞憂だった。超面白すぎっ! 敬子さんは新婚たったの半年で、未亡人に(当時、なんと22歳!!)。その後もずっと独身を貫き子供たちを育て上げた。遺産も莫大な借金も背負って奮闘し、現在もご健在。なぜ?独り身を…。力道山への愛はもちろん、数奇な人生を楽しむ心の豊かさが全編から匂い立ってきた。力道山のDNAを受け継いだ孫が、いきな”恩返し”をする終盤も読みごたえがあった。2023年の小学館ノンフィクション大賞受賞も、納得の力作だった。2024/12/03

fwhd8325

90
師走の寒い日に力道山が殺された。そんなニュースを記憶していると思っていましたが、まだ3歳の子どもが覚えているはずがありません。ただ、12月だったことと周りの大人たちが話していたことは間違いないのですが。力道山はヒーローでありながらヒールの側面もあり、あまり良い印象を持っていません。著書は新婚三ヶ月で未亡人となった敬子さんの物語。ザ昭和です。活気があります。悪い奴らも魅力的です。2024/08/06

mike

77
田中敬子さんの波乱に満ちた数奇な半生。才媛だった彼女はJALのCA時代に国民的スター力道山と知り合い21歳で結婚。しかし力道山の突然の死で身重の彼女は未亡人になる。22歳の事だった。遺されたのは5つの会社ととんでもない額の負債だった…力道山、破天荒すぎ😱でも敬子さんは彼の事を心から尊敬し、妻であるというプライドが彼女の人生を支えてきたんだろうと思う。細田氏が敬子さんの事を書いたのは彼女のJALの同期だった安部譲二の提案によるらしいが、よくここまで調べ上げたなと感服する。小学館ノンフィクション大賞作品✨2024/09/10

道楽モン

66
これは面白いノンフィクション。怪しい時代の裏面史。時代を象徴する力道山の最側近である夫人の一代記が面白くない訳がござんせん。猪木や馬場、息子の百田兄弟はもちろん、安部譲二や原由子も登場。半年足らずの結婚生活の後、一夜にして未亡人となり、複数の会社の社長を引き継ぎ、膨大な借金の返済義務を背負わされた元スチュワーデスの悪戦苦闘と、プロレス利権に暗躍する人々。実名だからこそ明確になる因果関係と、歴史の裏側。ヒロインである田中敬子の聡明さと性格の良さに救われる。彼女は現在、嬉々として新日本プロレスショップ勤務中。2024/07/28

nonpono

62
力道山の奥さんの敬子さんが主役である。それもJALの同僚だった作家の安倍譲二に「敬子さんを書いてよ」から始まる大河ドラマ。小学校の頃から父に連れられて観た全日本プロレスと新日本プロレス、その頃に安倍譲二原作の映画を観て塀の中を知ったわたしには、たまらない。力道山にこんなに負債があったなんて。それに向き合った敬子さん。アントニオ猪木が当時、なぜあんなに北朝鮮での興行にこだわったか、事業に熱狂したのか、議員になったのか、それは目をかけてくれた力道山の背中を追ったのではないか、戦後プロレスの叙事詩をも感じた一冊2024/08/23

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