50万語を編む―「日国」松井栄一の記憶

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50万語を編む―「日国」松井栄一の記憶

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093891479
  • NDC分類 813.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『日国』を編んだ者達の記録と記憶

『日本国語大辞典』は、総項目数50万、用例数100万を収録したわが国最大にして唯一の大型国語辞典。
国語学・国文学の専門家にとどまらず、歴史・仏教・漢籍・民俗などの各界の権威、経済・法律などの社会科学、および動物・植物など自然科学の研究者など、3,000人以上におよぶ識者によって40年以上の歳月を費やし完成しました。
その『日本国語大辞典』、通称『日国(にっこく)』の初版と第二版を、編集委員会の中心として支え、編んだ、故・松井栄一(まついしげかず)の最後の著作(新書)に、第二版編集長・佐藤宏の解説、松井栄一と佐藤宏の対談や初版刊行時のインタビューも加えて大幅増補。秘蔵写真も。

【編集担当からのおすすめ情報】
日本語の生きた資料、日本人の財産である『日本国語大辞典』を編んだ松井栄一(まついしげかず)先生の「最後の著作となった新書(『日本人の知らない日本一の国語辞典』)」に、初版編集長との対談、第二版編集長との対談を加えた改訂版。
生涯をかけて、日本最大・50万項目の辞書を編んだ松井栄一先生の記憶と記録を、秘蔵写真を交えて紹介します。

内容説明

究極にして、至高。豊穣にして、深遠。日本の財産『日本国語大辞典』を編んだ者達の記録と記憶―

目次

日本人の知らない日本一の国語辞典(松井栄一)
「辞書の家」松井栄一氏ロングインタビュー(倉島長正)
『日本国語大辞典』の編纂とその意義(初版刊行時座談会)
ニッポン書物遺産『日本国語大辞典』(松井栄一×佐藤宏クロストーク)

著者等紹介

松井栄一[マツイシゲカズ]
1926年、東京都生まれ。日本の国語学者。辞書編集者。元山梨大学教授。『日本国語大辞典』初版と第二版の編集委員を務める。祖父の松井簡治、父の松井驥もともに辞書編集者。2018年12月3日没、享年92

佐藤宏[サトウヒロシ]
1953年、宮城県生まれ。東北大学文学部卒業。小学館に入社後、尚学図書の国語教科書編集部を経て辞書編集部に移り、『現代国語例解辞典』『現代漢語例解辞典』『色の手帖』『文様の手帖』などを手がける。1990年から日本国語大辞典の改訂作業に専念。『日本国語大辞典第二版』の編集長。元小学館取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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禿童子

32
通称「日国」で知られる日本国語大辞典の編集の中心になった松井栄一さんの語りは、まさにリアル『舟を編む』。広辞苑の新村出、三省堂国語辞典の見坊豪紀など、国語辞典には個人の名前が冠されることが多いが、日国は松井家三代の辞書編纂の歴史が刻まれている。祖父・松井簡治の「大日本国語辞典」が日国のベースになっている。有名な英語辞書OEDのコンセプトを日本語辞書で実現し、中辞典では不可能な言葉の使用時期と用例を盛り込んだ大辞典を実現した点で日国は唯一無二。一語25秒のペースで2年で50万の見出しを立項したのはスゴイ!2024/08/27

マカロニ マカロン

21
個人の感想です:B。『舟を編む』読書会参考本。著者は小学館『日本国語大辞典』初版と第2版編集者。著者の祖父、父も辞書編集者。『舟を編む』の用例採集の鬼、松本先生にはモデルがいて、『三国』編集員の見坊豪紀(ひでとし)さん。見坊さんは145万枚の用例採集カードを書いたという。『舟』の中で、日本では公的な機関が潤沢な資金を提供することはなかったと荒木編集員が語っていたが、明治期に政府主導で『語彙』という辞書を企画したが、「あ」~「え」で13年かかり頓挫した。やむやく大槻文彦氏が自費で『言海』を出版した過去がある2024/09/12

zoe

16
日本国語大辞典を世に出した松井栄一氏(2018年没)の本。おじい様の代から辞書に携わる一家。凡例が沢山あると、言葉の意味を理解しやすい。ただ引くだけでなく、読んで楽しい辞書。あおぞらはあおそら。全然あるという言い方も古くからある。過去の実例を集めると、辞書自体が記録書のようになる。作るペースは、1年で計画すると、3で割り切れる数字の日程や作業工程になるのが面白い。辞書同士を比較する。2024/05/25

bapaksejahtera

13
学生の時に変体仮名が見出しにある大言海を購入した。その後日国も全20巻を初回配本から購入した辞書好きの一人として興味深く読んだ。数年前引っ越しで手狭になり同辞書を放棄してしまったのが悔やまれる。本書前半は漢音呉音が混用される慣用化を含め、見出し語の選定の悩み等辞書作り様々な苦労、代々辞書編纂学者の一家の歴史やこぼれ話、更に日国の成立迄をエッセイ風に述べる。後半は座談会やインタビューであり、全体として気軽に読めて面白かった。第3版が出るそうだ。現在所有の電子辞書所載精選版では心許ない。しかし販売は8年後だ。2025/02/10

茶々丸

3
先ごろ、2032年の第3版刊行に向けた発表があったばかりの「日本国語大辞典」。 その初版から編集に携わってきた松井簡治、驥、栄一、祖父から孫と三代に渡る思いが詰まっている。 ただ、本の後半はいくつかのインタビューや鼎談などが含まれているのだが、内容にかなり重複する部分があり その点はやや残念。勝手に削除したり出来なかったのだろうが・・・ “古語に関しては、いままでの辞書にない説明や実例を盛り込むことが容易になっている”とあるが、その割に古語辞典て漢和辞典に比べて、新しいものが発行されない気がするな。2024/08/21

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