トキワ荘の遺伝子―北見けんいちが語る巨匠たちの横顔

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トキワ荘の遺伝子―北見けんいちが語る巨匠たちの横顔

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093891462
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

漫画史の空白、スタジオゼロとは?

トキワ荘に集った、藤子・F・不二雄、藤子不二雄A、石森章太郎、つのだじろう、赤塚不二夫たちが、1963年に設立したアニメ・漫画の制作会社「スタジオゼロ」。また、そのころ急成長する漫画界では、ちばてつややさいとう・たかをなどが活躍してし、出版社の編集者たちもマンガに情熱を燃やしていた。
赤塚不二夫のアシスタントであった『釣りバカ日誌』の作者・北見けんいち氏が、
彼らとの交流を一人一人振り返る……
また、作者のマンガ家になるまでの道のり、『釣りバカ日誌』誕生秘話を、当時の編集者たちとの想い出も含め語る。


【編集担当からのおすすめ情報】
漫画界のレジェンドたちの素顔、名作誕生の秘話、編集者の情熱。伝説の漫画家たちを知る生き証人として、後世に伝えたいという作者の想いは、漫画の歴史として貴重な証言であり、当時の漫画に情熱を燃やした人々の青春の物語である。何日にもわたるロングインタビューで、聞き書きの名手である小田豊二が北見氏のその思いを引き出しています。

内容説明

トキワ荘に集った、藤子・F・不二雄、藤子不二雄A、石森(石ノ森)章太郎、つのだじろう、赤塚不二夫たちが、1963年に設立したアニメ・マンガの創作会社「スタジオゼロ」。また急成長するマンガ界では、ちばてつややさいとう・たかをなどが活躍し、各出版社の編集者たちもマンガに情熱を燃やしていた…。1963年末から赤塚不二夫のアシスタントになった北見けんいちが、何日間にも渡るロングインタビューで、彼らとの交流をひとりひとり振り返る。今だから話せる『釣りバカ日誌』誕生秘話も明かす。

目次

第1章 フジオ・プロ―赤塚不二夫 高井研一郎 古谷三敏
第2章 スタジオゼロ1―藤子不二雄
第3章 スタジオゼロ2―石森章太郎
第4章 スタジオゼロ3―つのだじろう
第5章 関西からの巨匠―さいとう・たかを
第6章 大陸からの巨匠―ちばてつや
第7章 編集者列伝―各社のツワモノたち
第8章 『釣りバカ日誌』誕生―やまさき十三 林洋一郎
第9章 マンガ家への道―北見けんいち

著者等紹介

北見けんいち[キタミケンイチ]
マンガ家。1940年、旧満州国新京(現在の中国吉林省長春市)生まれ。多摩美術大学付属芸術学園写真学科卒業。赤塚不二夫のアシスタントを経て、1979年『どじょっこふなっこ』(少年画報社)でデビュー。同年『釣りバカ日誌』(原作:やまさき十三)を小学館「ビッグコミックオリジナル」誌で連載開始し大ヒットとなる。1988年より国民的映画シリーズとして実写映画化。アニメ化、テレビドラマ化もされる。既刊113巻、現在も連載中。第28回小学館漫画賞(1983年)、第38回日本漫画家協会賞文部科学大臣賞(2009年)受賞

小田豊二[オダトヨジ]
文筆家・インタビュアー。1945年、旧満州国ハルビン市(現在の中国黒竜江省ハルビン市)生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。出版社、デザイン事務所勤務後、井上ひさしの「こまつ座」創立に参加。1992年より聞き書きの活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

111
北見さんはトキワ荘を知らないそうだが、そこに集まっていた面々の下で修行を積んで直系の遺伝子を受け継いでいる。赤塚不二夫を筆頭に石森章太郎、藤子不二雄、つのだじろうに同じ満洲出身の古谷三敏、ちばてつやらとの交友や、当時どのように描いていたか、他人の作品を手伝ったりキャラを考えるのが当然だった梁山泊的なエピソードを楽しげに語ってくれる。石森の天才的な技術から豪傑揃いの編集者、加えて『釣りバカ日誌』誕生の経緯などは、長くマンガを読んできた者としては膝を打つ話ばかり。こんなワイガヤの中で戦後マンガは成長したのだ。2024/04/14

keroppi

72
「トキワ荘」とタイトルに入っているが、北見けんいちは、トキワ荘に行ったことはないし、漫画家になるまでそこにいた漫画家たちをよく知らなかったという。そんな彼が、赤塚不二夫のアシスタントとなり、様々な漫画家たちとの交流があり、「釣りバカ日誌」誕生までの話をざっくばらんに語りつくす。赤塚不二夫の有名キャラクターがアシスタントだった古谷三敏や高井研一郎が作り出していた話とか、スタジオ・ゼロ時代の話とか、実に興味深い内容がある。語られる漫画家たちがもうすでに亡くなられていて、こういう生の話が聞けるのも貴重なことだ。2024/04/19

ぐうぐう

37
タイトルが示すように、トキワ荘出身の漫画家達を中心とした交流を語る。しかし、本書がユニークなのは、北見けんいちがトキワ荘にまるで思い入れがないことだ。人気漫画家達のことをあまり知らずに漫画界に入ってきた北見ならではの視点が、実に独特で面白い。なにせ、赤塚不二夫を知らずにアシスタントになるのだから。とはいえ、そんな北見の屈託のなさが、のちにレジェンド漫画家達と親しい交流を構築するのに役立っているように思えるのだ。(つづく)2024/03/21

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