見知らぬイタリアを探して

個数:
  • ポイントキャンペーン

見知らぬイタリアを探して

  • 内田 洋子【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 小学館(2023/10発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 36pt
  • ウェブストアに6冊在庫がございます。(2024年04月29日 23時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093891387
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

素顔のイタリアを色をテーマに描いた十五話

色の中に語るべき物語がある

イタリア往還40余年著者がイタリアの光と影のあわいを多彩な筆致で描く。
教会で行われる秘密のパーティ『ゴージャスな人』、古新聞記事が導いた驚くべき事件『本屋とコーヒー』、元貴族女性の栄華と没落『さみしいクリスマス』ほか、
イタリアエッセイの真骨頂十五話

ミラノの街角で、ヴェネツィアの食堂で、……。
目に入っているのに気がつかなかった扉が開いていく。


〇目次とテーマカラー

マフラー貸します 「紫」
肌合いの違い 「ピンク」
海にオリーブ 「緑」
老いた船乗りと猫 「灰」
ゴージャスな人 「黄」
おめでとう、ロベルト 「青」
太陽からの贈り物 「オレンジ」
本屋とコーヒー 「茶」
さみしいクリスマス 「金」
暮れて、明ける 「白」
赤い理由 「赤」
ミラノの黒 「黒」
暮れていく 「銀」
海から生まれる 「透明」
どんな光にも色がある 「虹」


内容説明

ミラノの街角で、ヴェネツィアの食堂で…。目に入っているのに気がつかなかった扉が開いていく。色の中に語るべき物語がある。日伊往還四十余年著者が描くイタリアエッセイの真骨頂15話。

目次

マフラー貸します―紫
肌合いの違い―ピンク
海にオリーブ―緑
老いた船乗りと猫―灰
ゴージャスな人―黄
おめでとう、ロベルト―青
太陽からの贈り物―オレンジ
本屋とコーヒー―茶
さみしいクリスマス―金
暮れて、明ける―白
赤い理由―赤
ミラノの黒―黒
暮れていく―銀
海から生まれる―透明
どんな光にも色がある―虹

著者等紹介

内田洋子[ウチダヨウコ]
1959年神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノアソシエイツ代表。2011年『ジーノの家 イタリア10景』で「日本エッセイスト・クラブ賞」「講談社エッセイ賞」を受賞。2019年「ウンベルト・アニエッリ記念最優秀ジャーナリスト賞」、2020年「金の籠賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

97
この人のエッセイは、テンポが良くて読みやすい。それでいて情感があり、人生を感じさせ、落ちもある。15篇のエッセイは、すべて色に関係している。イタリアの国旗の色の由来、イタリアの観劇に紫色がご法度である理由、日本では茶色と言うが、イタリアでは栗色と呼ぶ褐色の話し、イタリアのナショナルカラーの青色(azzurro)とラピスラズリの石言葉などなど。これらのエッセイは2021年から2022年に掲載されたもの。イタリアにコロナ禍が拡大していった頃。そしてロシア侵攻もあり、著者からは虹色の未来はとても描けない。2024/01/19

pohcho

57
イタリアのエッセイ15編。見た目は冴えない中年なのに女性に大人気の友人。彼の新しいお相手は美しい男性なのだった。二人と一緒に友人の別荘を訪れた内田さんは湖のそばの大聖堂に誘われ・・(ゴージャスな人)。10代でイタリア貴族と結婚した女性の数奇な人生(さみしいクリスマス)。いつにもまして、どのエッセイにもドラマがあり、たくさんの短編映画を見たような気持ちになる。章ごとに色がテーマになっていて、紫色は舞台人には禁忌、黄色はミステリー、サスペンス小説の別称など、イタリアならではの色の蘊蓄も興味深かった。2024/01/09

minami

46
まるで小説を読んでいるように感じるエッセイ。内田さんの年齢、職業を問わず友人の多さと行動力、即断力にいつも感嘆する。今回はイタリアの暮らしの中で、その時々の情景や感情が色によって語られている。もうとても鮮やかに心に迫ってきた。コロナ禍で規制が厳しいなかのイタリアでの生活。日本との行き来が難しい時期でも、目線は優しく、内田さんの感情がそのまま文章に乗って心に響いた。上手く表現できない時にプリントアウトした写真を見ると言葉が紡げるとのこと。それにしても驚くような経験をされている。まさに事実は小説より奇なりだ。2024/01/17

くみこ

17
楽しいエッセイは数々あれど、内田洋子さんのものは端正な短編のよう。各章のタイトルと合わせて、色の名前がついています。紫、ピンク、緑、灰…。最初の紫は、広場の花売りに勧められたスミレから始まります。演劇界で紫色がタブーな理由に、様々な人間模様が絡みます。バールに現れた少年を見守る常連達の青の話も、血と誇りの赤も良かった。最後の「虹」は、イタリアでのコロナ事情に纏わるナイーブな内容でありながら、自分と異なる人を受け入れる温かさに満ちていました。何か良いエッセイを探している方におすすめします。2024/02/29

ろべると

17
今回は様々な色をテーマにしてイタリアを語る。イタリアといえばトマトの赤やオリーブの緑、海の青など、色彩豊か。著者がこれまで暮らしてきたナポリやミラノ、ヴェネツィアなどで人との関わりの数々が積み重なった引き出しから、色が関わるとっておきのエピソードが披露される。懐かしのロベルト少年の旅立ちを惜別を込めて見送るバールの常連たちが印象的。最終章はコロナが明けつつあるヴェネツィア。色は虹色でLGBTの男性が登場するが、世相を反映して意外にも重苦しい結末に。今の世界を覆う暗雲が晴れる日はいつ訪れるのだろうか。2024/01/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21564605
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。