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出版社内容情報
世界的音楽家坂本龍一の「音楽活動の記録」
生誕70年記念!特別評伝
世界的音楽家坂本龍一の生誕から現在までの人生における音楽の歴史と活動のすべてを包括した唯一の「音楽活動の記録」。
長年にわたり坂本龍一を取材してきたライターの吉村栄一が、自ら記録したその貴重な肉声と未公開エピソードを満載。加えてこれまで発表された雑誌、新聞、ライナーノーツなど数多のインタビューを踏まえ、執筆2年を経て書き上げた渾身の「音楽活動の歴史」。
内容説明
生誕71年特別刊行!世界的音楽家の生誕から現在までの人生における音楽の歴史を包括した初の音楽評伝。長年坂本龍一を取材してきた著者が自ら記録した貴重な肉声と未公開エピソードを含む、執筆2年、渾身の一冊!
目次
第1章 少年のころ
第2章 アブ時代
第3章 “教授”の誕生
第4章 YMOの終焉
第5章 八〇年代を疾走する
第6章 世界を巡る日々
第7章 音楽家として、アクティヴィストとして
第8章 新しい共有地とモア・トゥリーズ
第9章 坂本龍一の東日本大震災
第10章 病からの復帰と『async』
第11章 パンデミックの世界で、そして…
著者等紹介
吉村栄一[ヨシムラエイイチ]
1966年福井県生まれ。月刊誌『広告批評』編集者を経て、フリーランスの編集者、ライター、コピーライターに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
192
本書を読んでいる最中、坂本龍一死去 突然の訃報、ある意味絶妙のタイミング、何かの縁かも知れません。私の坂本龍一の像は、前半 YMO、後半 映画音楽、実際は想像以上に数多の著名人とのコラボ、幅広い活躍に驚きました。「反戦」ではなく、「非戦」というのが素晴らしい。このレビューは戦場のメリークリスマスをBGMに書きました♪ https://youtu.be/z9tECKZ60zk 改めてご冥福を心よりお祈り申し上げます。 https://dps.shogakukan.co.jp/sakamotoryuichi2023/04/03
1959のコールマン
60
☆4。割とあっさり味。まさに「公式人物伝」。突っ込んだ内容を期待するとはずされる。タイトル通り、あくまで音楽+α。だがしかし、こうやってまとまったものを読んでみると、まさに八面六臂。知ってはいたが、改めて驚いた。特に興味深く読んだのはYMO以前の学生時代の活動。もうこの時点ですでに大量の音楽の仕事をこなしていて、(本人は意識していないが)それを通じてかなり深く広い人脈が出来上がっていた。加えてそれが、その後のYMO以降の活動の糧になっている。ふむ。自伝以降(2010~)の活動も結構詳しく書いてある。2023/06/04
Sam
50
坂本龍一の生い立ちから現在までの活動を丁寧に追いかけたバイオグラフィー。YMO世代の一人として懐かしい思い出を辿ると同時に、音楽以外の芸術ジャンルを軽々と行き来する越境者であり、文字通り世界中の人たちと繋がり新しいものを生み出していくコスモポリタンであり、さらには芸術だけでなく環境保全や戦争反対を訴えるアクティビストでもあることを改めて思い知らされる。個人的にはモレレンバウム夫妻とボサノバの演奏をしていた頃が好きなのだが、本書に触発されて多くの作品を再聴しその素晴らしさに打たれた。ガンに負けないで欲しい!2023/03/19
阿部義彦
17
坂本龍一さんの評伝。デビューアルバムからYMO、そしてソロなどで刺激を受けて、私のロック中心の音楽脳をインストゥルメンタル、現代音楽、ピアノソロ、オーケストラ、アヴァンギャルド、ダブ等などへと解き放させてくれた恩人です。勿論山下達郎や大貫妙子はリアルタイムで聴いていたので名前や噂(昔はこの3人で徹夜麻雀に明け暮れた。とか)は聞きかじってましたが、YMOの後はニューヨークに移住して、世界的存在になります。私自身3:11では仙台で被災してかなり不自由したが、アクティビストとして支援して下さって感謝してます。2023/03/19
nobu23
8
坂本龍一の歴史を辿るバイオグラフィー。 一つ一つの内容は比較的にシンプルに書かれていて、読みやすい。(濃いファンからすると物足りないのかもしれないが。) 2022年までの歴史が書いてあるが、まさか数ヶ月後に亡くなってしまうとは。2023/04/11