評伝 渡辺省亭―晴柳の影に (増補改訂版)

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評伝 渡辺省亭―晴柳の影に (増補改訂版)

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  • サイズ 46判/ページ数 377p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093888288
  • NDC分類 721.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

渡辺省亭初の評伝、待望の増補改訂版!

今年、国内美術館で初の回顧展が開かれ、大きな注目を集めている画家・渡辺省亭。この本は2018年に出版された『評伝 渡邊省亭 晴柳の影に』を大幅に増補改訂したものです。

この3年余の間に、展覧会準備と『渡辺省亭画集』制作のため急速に調査が進み、多くの作品が新たに発見されました。今回、それらの調査結果を反映して加筆・修正し、省亭の年譜も一新しました。市井の画家としての生き方を貫いた省亭の一生を、多数の逸話から辿った一冊。これを読めば、“知られざる画家”省亭の画業と人生がすべてわかります!

また、この本は省亭について書かれた唯一の評伝であるとともに、同時代の画家や文化人との交流についても詳細に記述。近代日本美術の愛好家にとっても興味深い内容となっています。

さらに、この5月に発見されたばかりの省亭の絶筆《春の野邊》をこの本のために新たに撮影し、カラーで掲載! 省亭が死の間際まで描いていたという大変貴重な作品を初公開します。


【編集担当からのおすすめ情報】
・渡辺省亭展をご覧になって、省亭という画家についてもっと知りたい!と思った方にぜひお薦めしたい一冊です。
・本書の制作中に所在が明らかとなった省亭の絶筆《春の野邊》を、カラーで掲載しました。岡崎市美術博物館(愛知)、佐野美術館(静岡)での巡回展にも出品される《春の野邊》を、どうぞお手元でご覧ください。

内容説明

花鳥画の天才・渡辺省亭。初めての評伝、待望の増補改訂版!

目次

生い立ち
牛込改代町―丁稚奉公の時代
菊池容斎に入門―内弟子時代
起立工商会社―工芸下絵描き時代
絵画と工芸―涛川惣助との協同
パリの省亭―印象派の画家たちと
帰国後の家庭生活―妻・さく
金竜山下画民―明治十年代の活躍
鑑画会―フェノロサ、天心とともに
挿絵画家として―明治中期の出版ブーム
坪内逍遥と省亭―小説挿絵の新風
「胡蝶」の裸体画問題
『美術世界』の時代
西鳥越時代―明治人、清貧の暮らし
日本橋浜町時代―水巴と露
終焉、没後

著者等紹介

古田あき子[フルタアキコ]
早稲田大学教育学部卒業。1991年から日本美術院百年史主幹(~2004年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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帽子を編みます

44
渡辺省亭(わたなべせいてい)明治時代に活躍した日本画家です。1878年パリ万博出展《群鳩浴水盤ノ図》は印象派の画家たちに大きな驚きを与えました。省亭の生涯を追った評伝です。菊池容斎に師事し修業を積み、独自の画風を追求しました。当時の画壇には背を向け孤高の地位を保ちました。明治時代の画家、文人、俳人などの交流も詳細に述べられるますが、読むには当時の雅号になかなか苦戦します。水巴(息子)は省亭の死後、残された負債の精算に奔走します。立派にやり遂げますが、残された画本を処分してしまいました、嗚呼何たることか。2024/08/19

ももんが

2
2021年3月の藝大には行けずに臍を噛んでいましたが、その後三島で開催された際には、なんとしても行くのだと足を運び、退館する際には後ろ髪をひかれながら、胸を熱くしながら帰ってきたことを思い出しました。評伝というのは今までなかなかとっつきにくい感じで手がでない感がありましたが、こちらの本は省亭の画風や人となり、家族や交友のあった人々、時代と画壇の情勢など、興味深く読みすすめることができました。またぜひ展覧会を開催してほしい画家の一人です。2024/05/08

美幸

2
省亭のことはもちろん、明治期の絵画、文芸周辺のことも詳細に書かれていて勉強になります。根岸党って知らなかった。2021/10/20

K

0
何年か前に松岡美術館の展示で出会い、トーハクのみならず加島美術のギャラリーや齋田記念館にもコツコツ観に行っていたのに、コロナのせいで芸大美術館にも佐野美術館にも行けずもはやどこに無念さをぶつけたら良いのかもわからない渡辺省亭の評伝。絵から受ける繊細で優美な印象とはかけ離れた、今の時代のジェンダー観だったら絶対アウトな人物像が浮かび上がってきて、ポジティヴな意味ではありませんが興味深かったです。また明治時代の文化や社会風俗についてはあまり文献を読んだりすることもないので初めて知ることが多かったです。2021/11/06

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