出版社内容情報
年収1000万円より年俸120円の幸せ
年収1000万円を捨ててなぜプロを目指したのか。「実質0円」契約でもなぜ幸福なのか。『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系)出演で話題を呼んだ「おっさんJリーガー」こと安彦考真の「挑戦記」と「幸福論」。
高校卒業後にサッカーの本場ブラジルで武者修行してプロを目指した若き日。帰国後にJ1クラブの入団テストを受けるも、撃沈。「ブラジルで負った古傷が痛んで」「そんなにサッカー好きじゃなかった」--現実を直視せず、虚勢を張りつづけた。
その後に就いたサッカー関係の仕事では年収1000万円を稼ぎ、贅沢な生活を謳歌する毎日。でも心は満たされない。サッカー界のために仕事をしていたはずなのに、お金を稼ぐために仕事をこなすようになっていた。お金に縛られていたままでは自分がダメになる。俺は本当はサッカー選手になりたかったはず--。
クラウドファンディングでトレーニング資金を募り、体をいじめ抜いてJ2クラブの入団テストに挑戦、40歳で異例の「年俸10円」契約。そして41歳でついにJリーグ最年長デビュー!
言い訳ばかりで次の一歩を踏み出せないすべてのビジネスパーソンの背中を押す物語がここにある。
目次
第1章 年収1000万円から年俸10円へ(お金に縛られているからやりたいことができない;生徒はバッターボックスに立っていた ほか)
第2章 15年間の嘘つき人生(肝っ玉母ちゃんと、寡黙な父;屈辱のDFコンバート指令 ほか)
第3章 Jリーガーとは何者か?(J2のレベルは想像以上に高かった;「年俸10円」の投稿を削除 ほか)
第4章 ラストイヤーのその先へ(「そんなヤツに負けんじゃねぇ!」;J3最年長弾を捧げたい人 ほか)
第5章 諦めることを忘れた男 アビコ語録(本当に大事なものより保身を優先した瞬間、その人は廃人になる;10回の素振りより1回のバッターボックス ほか)
著者等紹介
安彦考真[アビコタカマサ]
1978年2月1日生まれ、神奈川県相模原市出身。県立新磯高校卒業後、ブラジルに渡り、グレミオ・マリンガとプロ契約を結ぶも、前十字靭帯断裂の大ケガを負い帰国。J1清水エスパルスとサガン鳥栖の入団テストを受け不合格となり、03~05年に大宮アルディージャの通訳を務めた。その後は通信制高校のサッカースクールのコーチ、小学生年代の世界大会の運営、川崎フロンターレ・小林悠選手のマネジメントなど、サッカー関係のビジネスに携わる。39歳で再びJリーガーを目指し、クラウドファンディングでトレーニング費用を集め、40歳でJ2の水戸ホーリーホックと異例の「年俸120円」契約を結び、開幕戦でJリーグ最年長初出場(40歳1ヵ月9日)の記録を樹立。2020年シーズンの終了をもって引退する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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