食餌の技法―身体医文化論〈4〉

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  • サイズ A5判/ページ数 337,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784766411867
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C3022

内容説明

食べることは、そもそも身体を道具・手段として使う重要な身体技法の一つであって、社会化されるある特定の型・習慣がハビトゥスとして身体に埋めこまれる「トポス」となると同時に、そうした身体経験を通して自己が成型されるテクノロジー(技法)の一つとしても機能する。本書は、食べられるもの(=食物)以上に、食べる者の身体性、食べる・食べない・食べられないという身体経験、食べ物と食べる者との関係、すなわち、「食べること」にまつわる諸々の「技法」(メチエ)に注目する新たな食文化論の試みである。

目次

「食餌の技法」の試み―新たな食文化論へ向けて
第1部 食餌のパソロジー―断食から拒食へ
第2部 胃弱と消化の技法
第3部 食養生する身体―食餌、セックス、自己のテクノロジー
第4部 思考する胃―哲学と精神分析における食の饗宴
第5部 食(卓)と文学のポリティックス

著者等紹介

鈴木晃仁[スズキアキヒト]
1963年生まれ。慶応義塾大学経済学部教授。東京大学卒、ロンドン大学ウェルカム医学史研究所Ph.D.。専門は医学史

石塚久郎[イシズカヒサオ]
1964年生まれ。日本女子大学非常勤講師。上智大学卒、英国エセックス大学Ph.D.。専門は英文学
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感想・レビュー

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みあすま

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数ある食文化論の中でも異色かつ頭ひとつ抜けた良書。単純に「食べる」文化の集積ではなく、「食べられない」ことも含め、人間と食の抜き差しならぬ関係を浮かび上がらせる。巻末の文献リストもひじょうに充実している。日本で食文化論を学ぶなら、まず読んでおきたい1冊。2017/04/01

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