ルポ 百田尚樹現象―愛国ポピュリズムの現在地

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ルポ 百田尚樹現象―愛国ポピュリズムの現在地

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093887687
  • NDC分類 311.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

百田尚樹独占インタビュー5時間半!


百田尚樹は“ヒーロー”か“ぺてん師”か――
5時間半にわたる独占インタビューで
本人が初めて語った「百田尚樹現象」の本質とは?
見城徹、花田紀凱、小林よしのり、西尾幹二、藤岡信勝ら、
百田現象に影響を及ぼした関係者の実名証言も多数収録。
当事者の言葉から2010年代の日本を象徴する社会現象の謎に迫る。

電子書籍にて先行配信。

* * *

ブレイディみかこ氏(ライター・コラムニスト)、絶賛!
「目を閉じていても現象は消え去らない。
壁を超えてみるまでそこにあるものは見えない。
書かれなければならない作品が、
読まれなければならない時に出て来た」

* * *

百田尚樹は、2010年代の日本を象徴する社会現象とも呼べる存在だ。

彼の言葉には多くの批判が集まる一方、数々のベストセラーを生み出してもきた。
賛否両論を巻き起こしながら、彼が日本中の注目を集めるのはなぜか?

百田本人のインタビューに加え、見城徹、花田紀凱、小林よしのり、西尾幹二、藤岡信勝ら関係者の証言をもとに、
百田の「放送作家」「小説家」「右派論客」としての3つの顔に迫る。


【編集担当からのおすすめ情報】
百田尚樹氏を批評する本はこれまで数多く出版されていますが、本書の最大の違いは、本人と周辺者の直接取材から現象を読み解いていることです。
対象に肉薄しないと、見えてこないものがある。ノンフィクションでなければ描くことができなかった一冊です。

内容説明

保守の星は“ヒーロー”か“ぺてん師”か。見城徹、花田紀凱、小林よしのり、西尾幹二、藤岡信勝らが実名証言。「ニューズウィーク日本版」大反響特集に大幅加筆。本人独占インタビュー5時間半。本人が初めて語った「百田尚樹現象」の“本質”とは?

目次

第1部 2019 モンスターの現在地(ヒーローかぺてん師か;彼らたちの0;敵を知れ;憤りの申し子;破壊の源流)
第2部 1996 時代の転換点(「自虐史観」の誕生;転身―藤岡信勝と教師たちの「当事者運動」;ポピュラリティー―小林よしのりを貫くもの;「一匹」の言葉―西尾幹二とその時代;分水嶺―『戦争論』が残したもの)

著者等紹介

石戸諭[イシドサトル]
1984年、東京都生まれ。記者、ノンフィクションライター。2006年に立命館大学法学部卒業後、毎日新聞社に入社。岡山支局、大阪社会部、デジタル報道センターを経て、2016年にBuzzFeed Japanに入社。2018年からフリーランスに。2019年、ニューズウィーク日本版の特集「百田尚樹現象」にて第26回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

56
左派から見た百田尚樹の批判本。小説も「日本国紀」のようなノンフィクションも読み物として「面白さ」を追求したものであるという指摘は慧眼だと思う。しかし何らかの事情があったのかもしれないが、「日本国紀」の編集をしたジャーナリストの有本香を取材していないのは問題だと思う。言及していれば、本来ストッパーになるはずの編集者が出版社の人間でなかったことが読み物としては面白くても、怪しげな資料に立脚した通史になってしまったことへの批判につながったと思う。2021/03/24

hatayan

52
愛国を標榜する右派的な言説がなぜ支持を集めるのか。当代の主要なプレイヤーである百田尚樹、見城徹、花田紀凱のほか、90年代後半の「新しい歴史教科書を作る会」の核になった藤岡信勝、西尾幹二、小林よしのりに直接取材し、ベストセラーとなった小林の『戦争論』の影響も分析。自身の立場に自覚的だった小林や西尾に対して、大衆受けする面白さや感動を大切にし自らの影響力に対する自覚に乏しい百田とを対比させます。巻末では、トランプ大統領の「ポスト真実」と百田直樹現象は地続きなのではないかとイギリスの研究成果を引いて危惧します。2020/09/15

ふみあき

36
第一部は百田尚樹、第二部が90年代に活躍した小林よしのり、西尾幹二、藤岡信勝ら「新しい歴史教科書をつくる会」メンバーのルポ。正直、私の学生時代にメディアに出まくってた第二部の面々のほうに興味があった。が、著者は百田と小林らとの世代的断絶を強調するためだろう、後者の動機をかなり美化している(後者は実存を賭けた戦いをしていたが、前者はそのスタイルを模倣しただけ、とか)。私はテレビで西尾を何度も見たことがあるが、著者が言うほど高潔なアカデミシャンという印象はない(百田よりはるかに上等な人間なのかも知れないが)。2022/07/12

おかむら

33
ネトウヨにもてはやされる百田尚樹の本質に迫るルポ。百田の小説、最初に「ボックス」を読んだ時は、ああ面白い!とかなり興奮したけど、その後「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」など読んでくうちに、なんか、感動させたがり?な感じが鼻につくようになってもういいやってなったのだけど、この本読むと、そーかなるほどねーととても納得できたわ。百田現象の源流、第2部の「新しい歴史教科書をつくる回」の舞台裏編も面白い。小林よしのりの本読んだことないので読んでみようかなー。2021/06/14

遊々亭おさる

23
面白さと感動を併せ持つ作品を生み出す娯楽作家の別の顔は、ツイッターで中韓に向けた差別発言も厭わない保守の顔。日常生活で口にすると眉を顰められる発言も沈黙する大衆は頼もしく受け入れる。何故、社会は彼を求めるのか?百田的なムーブメントの源流とされる90年代の自虐史観からの脱却を目指す歴史教科書を巡る運動やロングセラー『戦争論』と百田氏の日本賛美本との相違点を考察しながら今という時代が持つ問題を炙り出す一冊。普通の人に届く言葉を操ることに天賦の才がある彼の本質は根っからの商売人。彼を面白がっても安易に信じるな。2020/08/13

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