蝶の唆え―現代のファーブルが語る自伝エッセイ

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蝶の唆え―現代のファーブルが語る自伝エッセイ

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093887519
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

大人のための児童文学

終戦直後の大阪郊外。製粉工場を買い取り事業を始める父、そこで雇われたインテリの経理、シベリア帰りで共産思想の叔父さん、子連れで食べ物を乞う深夜の訪問者、進駐軍の横流し物資を持ってくる伊達者などなど、敗戦直後の個性的な大人に囲まれ、少年はトンボや鯉をつかまえ、全身で自然を満喫して育ちます。
しかし好事魔多し、当時は死病とされる結核菌に襲われます。ストレプトマイシンが効を奏し、一命はとりとめたものの、学校は長期休暇、毎日寝て過ごさなくてはなりません。
病床の楽しみはラジオや新聞の絵物語。とくに山川惣治や樺島勝一の絵に魅了されます。そんなある日、従兄弟のお兄さんが持って来たのが昆虫標本でした。少年は「木組みがほぞ穴にはまる」ような快い衝撃を受けます。病床であるが故につのる昆虫採集への憧れ。戦前の図鑑を見ながら、遠く台湾への想いを深くする日々。
ひと昔前の日本人と社会風俗、そして少年の心象風景とあいまって、のちに虫好きフランス文学者の少年期が鮮やかに描かれます。ギンヤンマ、絵物語、カウボーイ、進駐軍、ラジオ……、懐かしいものがいっぱい詰まった「大人のための児童文学」です。


【編集担当からのおすすめ情報】
ファーブル昆虫記の完訳やエッセイ、、最近ではNHKラジオ深夜便「虫めづるムッシュー」として軽妙な語りを聞かせてくれる奥本大三郎さん。彼の、はじめてまとまった少年記です。
当時を知る人はもちろん、知らない世代の読者にもなぜか「懐かしい!」と思わせる話がいっぱいです。

目次

人生の小さな場面
ふたつの家
カブトムシ
共産党
不思議な缶詰
戦前の生活
歳末風景
溜め池と清水さん
伊勢の海
京都の家
ギンヤンマ
病気の発端
病牀三尺
ラジオデイズ
とんち教室
枕元の飼い鳥
絵物語は夢の缶詰
小僧の神様
標本箱の宇宙
外骨格をつけて大阪見物
大切なことは蝶から学んだ

著者等紹介

奥本大三郎[オクモトダイサブロウ]
1944年大阪府生まれ。フランス文学者、作家、NPO日本アンリ・ファーブル会理事長、埼玉大学名誉教授。主な著書に『虫の宇宙誌』(読売文学賞)、『楽しき熱帯』(サントリー学芸賞)など。『完訳ファーブル昆虫記』で第65回菊池寛賞受賞。一連の活動に対して2018年第53回JXTG児童文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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棕櫚木庵

15
『虫の宇宙誌』とか『書斎のナチュラリスト』のような,本と虫とに係わるエッセイ集かと思ったのだが,小学生の頃の回想21編だった.副題は,「現代のファーブルが語る自伝エッセイ」.▼著者は1944年生まれ.小学校2年のとき左足大腿骨のカリエスを発症し,5年生の夏まで休学.前半は,まだ戦争の傷跡が残っている頃の幼時代,後半は療養中の生活の回想.▼もちろん,本の話も昆虫の話もいろいろ出てくる.知らない昆虫はすぐにネットで検索して写真を見ることができた.ありがたい時代になったものだ.→2023/11/24

chuji

1
久喜市立中央図書館の本。2020年4月初版。書き下ろし?奥本さんといえば「ファーブル昆虫記」オイラの蔵書にも在るぞ!2020/08/15

神谷孝信

0
筆者の主に小学生時代の思い出が綴られている。32020/07/03

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