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出版社内容情報
世界初。ナンタケットバスケットの公式伝書
緻密な手作業による編み目の細かさや形の美しさ、完全オーダー製による個性の素晴らしさ、フォーマルな場でも認められ有名セレブが愛用、母から娘へと受け継がれるストーリー性など、様々な面からその魅力を紹介します。
著者・八代江津子がバスケットと出会い、惹かれるも、島の職人であるアラン・リード氏に弟子入りするまでに5年の歳月を要した経緯や、その後は門外不出のバスケット製作技術を日本で広げてゆくなど、彼女自身のストーリーも描かれます。
ナンタケット島は17~18世紀にかけて捕鯨で栄えた北米の島で、バスケットが生まれた経緯にも捕鯨にまつわる物語があります。さらに島の歴史や文化まで、ナンタケットバスケットの価値を知るには欠かせないことがらを余すところなく伝えます。
ニューイングランド・ナンタケットバスケット協会、日本ナンタケットバスケット協会が公認する、世界初となるナンタケットバスケットの公式伝書となります。
【編集担当からのおすすめ情報】
このかごは、世界最高峰のクラフトのひとつとされています。
手にさげるほどのサイズのかごが数十万円で取引されている事実に、庶民の私はただ驚くばかりです。
本書のインスタグラム公式アカウントを設けました。
ナンタケット島の取材写真の中から、本の内容に関わる100点以上を、すべてキャプション付きで公開しています。
近年、島のバスケット作家が次々に引退し、わずかしか残っていない現状を取材で知りました。素晴らしい伝統工芸の今後の伝承に、本書が少しでもお役に立てればと願っています。
内容説明
ナンタケットバスケットの公式伝書世界初。世界最高峰のクラフト。類を見ぬ高価なかごの本当の価値を知る。
目次
序章 ナンタケット島の今
第1章 かごの魅力
第2章 かごと私
第3章 ナンタケット島の昔、かごの昔
第4章 かごと鯨
第5章 日本で今、かごは
著者等紹介
八代江津子[ヤシロエツコ]
New England Nantucket Basket Association代表。日本ボストン商業会会長。アメリカ、ナンタケット島のバスケット製作の第一人者、アラン・リードに師事し認められる。その後、日本に初めてナンタケットバスケットの製作技術を紹介し、その技術と伝統を伝えている。1999年にバスケット製作の教育を目的とした「New England Nntucket Basket Association」を設立。マサチューセッツ州の各市にてクラスを開講(日本国内のクラスも現在は89か所となる)。2005年よりナンタケット・ライトシップ・バスケット美術館に作品が展示される。2006年にはボストンに「グレイミスト」をオープン。バスケットの製作教室や材料の提供を行う。海をテーマとしたセレクト商品も扱っている。2017年には「日本ナンタケットバスケット協会」を設立。その他、被災地援助グループTEWASSAの主宰、ボストン日本春祭りの主催、日本ボストン映画祭主催など、活動を広げている。ボストン近郊在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。