目次
第1章 宇宙を研究するということ(「宇宙」に関係した研究分野;太陽はどんな星? ほか)
第2章 物理学を使って世界を理解するということ(自然法則を見つけようとする物理学;法則が分かれば世界が分かる? ほか)
第3章 コスモスからカオスへ(異世界としての宇宙;ビッグバンから人間まで ほか)
第4章 学問と生きる(長島愛生園;対談「学問と生きる」(宮野公樹×磯部洋明))
著者等紹介
磯部洋明[イソベヒロアキ]
京都市立芸術大学准教授。専門分野は宇宙物理学。1977年神奈川県生まれ。岡山県育ち。京都大学大学院理学研究科博士後期課程物理学・宇宙物理学専攻修了。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻日本学術振興会特別研究員、ケンブリッジ大学客員研究員、京都大学宇宙総合学研究ユニット特定准教授、京都大学大学院総合生存学館准教授などを経て現職。2009年文部科学大臣表彰・若手科学者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とも
50
オーディオブック。 宇宙という外へ拡がっていく大きなものから、人間、学問という内内に向かって考えていくのがとても面白かった。 対談の、ちゃんとした、美意識を持つこと、大事だと思う。2024/02/09
海星梨
7
宇宙系の人って、視点が外部すぎて淡々とした文章を描くよな……と思いながら、それ以上の感想ができなかった。著者自身の研究成果を通じて、「宇宙学から学問とは何かを考える」がテーマなんだけど、著者が一応の結論も持ってないもんだから、構成も文章もフラフラして、最後急に始まる対談も、編集者さんが「学問論とかご存知ないなら、専門家呼んできますね」って頑張ったけど、著者が積極的というか深めたい部分もなくて結局、「これ対談というほど言葉のキャッチボールしてねぇ、どっちもツイートじゃん」という迷子になってる。ひどい2023/09/02
たかの
6
私はたぶん文系…いや大分文系で もちろん大学も文系といわれる学科だったのだけれども。。もし、この本をもっと早くに読んでいたら…あの学科の子とも♡なぁ〜〜んて 考えれるくらい入門で分かりやすい。理系や文系とかじゃなく『学問』にたいする姿勢とは。って感じ。良い姿勢でいたいもんです。2019/10/08
meiji
2
ほんとに入門でした。2019/09/11
篠﨑史晶
2
抽象的な宇宙の構成から著者の専門である太陽についてを学べる本です。トランス・サイエンス問題はとても興味深いものでした。科学に関係するが科学で解決できないものであるトランス・サイエンス。科学と倫理の問題は切っても切り離せないものであることを再認識しました。本書では原発問題やトリソミーを取り上げています。原発は現代人が生活する上で欠かせないが事故の危険性をはらんでいることや、生まれてくる我が子の命を選択するような遺伝子検査を行うか否かという問題です。科学技術の発展か倫理観を重視するかは自分で見極めたいです。2019/05/07