出版社内容情報
大迫力のばんえい競馬を活写!
軍馬や農耕馬として活躍した、ばん馬が500?1000kgのそりを曳いて速さを競う「ばんえい競馬」。ばん馬に魅せられた写真家が、競馬として世界で唯一無二の形態を維持する世界を活写。公営競技として発足70周年を期に世に出す業界待望の一冊。 サラブレッドとは異なる体重800?1100kgのばん馬。わずか200mのレース場で展開されるど迫力のレースの一部始終。北海道の春夏秋冬の季節が織りなす情感など、根強いファンと北海道の風土に支えられた「ばんえい世界」を生産牧場、チャグチャグ馬コなど、周辺も含め、余すところなく紹介。
太田 宏昭[オオタ ヒロアキ]
著・文・その他
著者等紹介
太田宏昭[オオタヒロアキ]
公益社団法人日本写真家協会会員。能楽写真家協会会員。1955年、愛媛県宇和島市生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業。写真家・村上煕氏に師事後、東京に拠点を移す。1977年、銀座他5都市のキヤノンサロンで写真展「光と水」開催。以後、写真展を多数開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
27
素晴らしい、息をするのを忘れるぐらい美しい写真集です。力強い馬と、研ぎ澄まされた人々の表情にうっとり。一瞬を切り取り、作品としている写真家さんの技に感動しました。国や文化の違いを超越した、異種動物たちの深い関係がはっきりそこに表現されているからです。これ、自分のフランス人の友人に見せたら喜ぶだろうなあ…と思ったら、最後にフランスでの展示の様子が紹介されていておかしかった。2018/06/04
黎雪
1
機械化される以前の、労働力としての牛馬ってこんな感じだったのかと思いました。 普段目にする競走馬とはもう全く別のものに思える逞しい背中! スラリと細く長い脚のサラブレッドは確かに美しいけれど、写真の輓馬の姿からは蹄の響動みも聞こえそうな迫力です。 美しさって一つじゃないんだな、とすんなり納得できます。2018/06/30
葛
0
2018年3月5日初版第1刷発行 著者:太田宏昭 発行人:水野麻紀子 発行所:株式会社小学館 印刷所:凸版印刷株式会社 製本所:株式会社若林製本工場 デザイン:弘中克典、鳥居勇毅(H.D.O) 協力:帯広市農政部ばんえい振興室、一般財団法人 ばんえい競馬馬主協会、ばんえい十勝調教師会、ばんえい十勝騎手会、NPO法人 とかち馬文化を支える会、ふれあい動物園、永井啓二 定価:本体3241円+税2021/01/05