出版社内容情報
日本人の気づかないクールジャパンがここに
4歳でスーパーマリオにはまり、14歳で'らんま'に初恋、日本語のマンガ・ゲームを楽しむためにアメリカの高校で日本語クラスを創設、そして、20歳のときチベットで麻雀と出会い、東大・京大大学院で麻雀研究論文執筆。
こんなユニークな経歴を持つ、存在自体がマンガみたいなインテリ・オタクのアメリカ人、ベンジャミン・ボアズ氏が、どのようにして日本のポップカルチャーにはまり日本の魅力に目覚めていったかを21編のマンガと9本のエッセイで紹介します。
好きなものに出会い、それを糸口に異文化の中に身を放り込むことで日本文化と日本語を習得する様は、笑いあり涙あり。そして、彼の言動は、日本文化の新たな魅力と外国語習得の本来の意味を私たちに気づかせてくれます。
尚、本書の漢字にはふりがなをふっていますので、日本語学習中の方にも楽しんでいただけます。
【編集担当からのおすすめ情報】
本書には、ベンジャミン・ボアズ氏が愛してやまない『ゴルゴ13』『ときめきメモリアル』『らんま1/2』『きまぐれオレンジロード』『スーパーマリオブラザーズ』『はれた日は学校をやすんで』等々の人気作品にまつわるエピソードが登場します。これらの作品は、ボアズ氏の心をどのようにつかんだのでしょうか。
また、日本人には当たり前のこと、たとえばマンガにおける擬態語の表し方に驚く様子は大変興味深く、様々な観点から日本のポップカルチャーの魅力を再認識していただけることと思います。
はじめに
■Part 1 日本文化はポップカルチャーに学ぶ
マンガで学ぶ「サラリーマン」
日本語スキルを磨く場所 (ベンとマンガ家)
*磨きすぎたスキル
“ときメモ”で「バッチリ」!
なにが「悪い」の?
ニッポン恋愛模様 (ベンとマンガ家)
踊るゴルゴ13
ギタイゴ万歳!
■Part 2 ボクのルーツはニンテンドー
ニンテンドーに恋をして
1/2のらんま (ベンとマンガ家)
*アメリカ「アニメ」「マンガ」事情
きまぐれ青春ロード
日本語を習いたい!
悪夢の初日本 (ベンとマンガ家)
ケケケの疑太郎
*ゴルゴ基準
■Part 3 日々是MANGA! MANGA!
晴れた日はMANGAを持って
麻雀万歳!!
*憧れのご対面!
ナゾの身体言語
パンチラ論争 (ベンとマンガ家)
ブックオフ荒行
What Is “Cool Japan”? (ベンとマンガ家)
■ベンのココロ、ここにあり
1 日本のマンガ、ここがすごい!
2 財布を落とすのを待つより話しかけたら?
3 ゴルゴで世界史を学んだ
4 周囲に理解されなくても、自分の好きなことをやってみたら?
5 「ファンサブ」のおかげでアニメブームが広がった
6 好きなことをするために外国語を学ぼうよ
7 食中毒という悪夢があって菩薩に会えた
8 西原理恵子先生、ありがとうございます
9 「ムカ」も「汗」もアメコミにはない日本の文化
*ベンジャミンのポップカルチャーマスターへの道
マンガ文化を世界に広めた第一人者
フレデリック・ショットさんからのメッセージ
日本のアニメ・マンガで人生が変わった方々からのメッセージ
内容説明
インテリでオタクのアメリカ人が語るクールジャパン!
目次
1 日本文化はポップカルチャーに学ぶ(マンガで学ぶ「サラリーマン」;日本語スキルを磨く場所「ベンとマンガ家」;“ときメモ”で「バッチリ」! ほか)
2 ボクのルーツはニンテンドー(ニンテンドーに恋をして;1/2のらんま「ベンとマンガ家」;きまぐれ青春ロード ほか)
3 日々是MANGA!MANGA!(晴れた日はMANGAを持って;麻雀万歳!!;ナゾの身体言語 ほか)
著者等紹介
ボアズ,ベンジャミン[ボアズ,ベンジャミン] [Boas,Benjamin]
1983年アメリカ・ニューヨーク州生まれ。ブラウン大学で論文「牌に映るもの」を提出し、優等卒業。2007年‐08年、フルブライト奨学金を得て京都大学大学院人文科学研究所にて「麻雀と社会」を研究。2008年‐09年、横浜のアメリカ・カナダ大学連合日本研究センターに在籍。2008年‐11年、大阪商業大学アミューズメント産業研究所にて「麻雀」を研究。2010‐12年、東京大学で文部科学省奨学生として「ゲームと社会」を研究
青柳ちか[アオヤギチカ]
少女マンガ誌でデビューののち、マンガ家・イラストレーターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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