日本全国万葉の旅 大和編

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  • サイズ B5判/ページ数 207p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784093883931
  • NDC分類 911.125
  • Cコード C0095

出版社内容情報

万葉歌の舞台へ!ページをめくって旅しよう

日本人が愛してやまない最古の歌集『万葉集』。その歌のなかには、数々の土地の名が読み込まれ、人々は歌とともに、歌が生まれたその風土も含めて、愛してきた。
その古きよき風景を後世に守り伝えたいと、写真家・入江泰吉は、失われゆく風景を撮影することに生涯を費やし、万葉研究の泰斗・犬養孝は、数々の著作で万葉故地のすばらしさを説き、各地に万葉歌碑を建立する。だが、両者が相前後してこの世を去って約20年。このような万葉本はついぞ生まれなかった。
本書は、ようやくその伝統を継ぐものとして誕生する。入江泰吉の弟子・牧野貞之が長年撮り歩いた万葉故地写真に、高岡市万葉歴史館館長 坂本信幸・大阪府立大学教授 村田右富実が解説を書き下ろす。2014年12月に「大和編」、2015年春に「西日本・東日本編」を刊行。

1) 大和の故地を、6章に分けて構成し掲載。美しい写真と最新の研究成果を取り入れた読みやすい解説で、万葉歌をはぐくんだ風土がよくわかります。
2) 巻頭に大和全図・平城京図・藤原京図、各章冒頭に詳しい地図を掲載。
3) 巻末には、大和の故地と万葉歌がひとめでわかる「大和をうたった万葉歌一覧」を一挙掲載。

内容説明

万葉の地を撮り続けて半世紀の写真家だからこそ撮れた、選りすぐり写真の数々。第一級の万葉学者が書き下ろした、深くわかりやすい、最新の解説。訪れたい故地がすぐわかる詳細地図。「大和をうたった万葉歌一覧」を巻末掲載。

目次

平城京
飛鳥
藤原から吉隠へ
山辺の道
生駒から葛城・巨勢へ
宇智・吉野・宇陀

著者等紹介

牧野貞之[マキノサダユキ]
1935年、新潟県生まれ。写真家。奈良大和路を撮り続けた写真家・入江泰吉に師事し、大和一円の撮影に同行する。1970年からフリーランスとして活躍

坂本信幸[サカモトノブユキ]
1947年、高知県生まれ。高岡市万葉歴史館館長。奈良女子大学名誉教授。専攻は上代文学。全国万葉協会顧問、萬葉学会代表を歴任

村田右富実[ムラタミギフミ]
1962年、北海道生まれ。大阪府立大学教授・地域文化学研究センター長。専攻は上代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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aloha0307

4
写真の美しさがまず眼をひく 太古にひっと飛びタイムトラベルの感。 万葉集に読み込まれた土地:万葉故地 これが後世では”歌枕”となっていった... 吉野... 紀貫之が歌い、後鳥羽院が歌い、あの西行法師も歌ったのだ...2015/07/19

林克也

3
歌にあわせた上手な写真が使われているが、存在感、力のある写真は無い。それがこの本の狙いなのだろうが。歌については、併読で鈴木大拙の「日本的霊性」を読んでいたこともあり(万葉の和歌を酷評している)かなり醒めた目でしか読めなかった。文学としてどうこうではなく、万葉時代の”高貴な御方”の思想、頭の中身として、こんな、男女の駆け引きや、”やる”ことばかり考えていたのかと思うと、なんかなあ。という感想。2015/05/22

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