受いれる

加島 祥造【著】

小学館（2012/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 192p／高さ 17cm
• 商品コード 9784093882491
• NDC分類 911.56
• Cコード C0095

出版社内容情報

受いれるーー すると、運命の流れが変わる

受いれるーーすると優しい気持ちに還る
受いれるーーすると自分の根にある明るさに気づく
悲しみを受いれるとき 苦しみを受いれるとき 「受いれる」ことの本当の価値を知る

想定外の苦難や悲しみが襲ってくることも多いのが人生。まず自分を受いれ、悲しみを受いれ、恐れを受いれ、あらゆる変化を受いれていくと、他者や他者の変化も受いれられ、自由で柔軟な人生を生きることができる。苦しみは消えることはなくても、それ以上大きくはならないーー。そんな「ライフワークとして若い人に伝えたかったメッセージ」を、90歳に近づく加島祥造氏がやさしい言葉で綴る。
ベストセラー「求めない」から5年ーーあらゆる年代の人の心も癒し力づける、日本を代表するタオイストからのたましいの言の葉。きっと明日からあなたの人生が変わる。

内容説明

「いま」をそのまま受いれることから始まる。すると、運命の流れが変わる。大ベストセラー『求めない』から５年―９０才に近づく著者、渾身のライフワークついに完成。

目次

序章　受いれる
１章　はじめの自分―自然の自分
２章　次の自分―社会の自分
３章　恐怖と自分
４章　変化と自分

著者等紹介

加島祥造［カジマショウゾウ］
１９２３年、東京・神田生まれ。早稲田大学英文科卒業。米国カリフォルニア州クレアモント大学院留学。帰国後、信州大学、横浜国立大学、青山学院大学女子短期大学で英米文学を教え、１９９５年より信州・伊那谷で、詩作、墨彩画などの制作を行っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[masa@レビューお休み中]

【再読】もう一度受け入れるとはなにかを感じてみる。受け入れることは柔らかいこと、拒むことは固いこと。受け入れることは、はじめの自分を受け入れること。社会にいること、現代社会に生きることは、はじめの自分を抑えたり、殺したりしてしまう…。順応することも必要だが、ときには意志をもって離れたり、距離をおくことも必要なのだろう。はじめはどこなのか…。生まれたばかりの赤ちゃんのことなのか。そこまではいかず幼稚園児くらいだろうか。今よりも柔らかくなり、緩んでいき、溶け込んでいってみる。そうすれば受け入れられるだろうか。

2016/11/24

[masa@レビューお休み中]

なにもかもこの身に受けいれることができたら、どんなに良いだろうか。受けいれることは、重さを伴う。潔さも必要となる。言葉にすることは、いくらでもできてしまうんだ。でも、行動として、姿勢として、覚悟として示すことは、この上もなく難しい。難しすぎる。明け透けな人間の欲望が、脆弱さが受けいれることを邪魔するのかもしれない。生きている限り際限なく続く欲望は捨てなければならないのだろうか。それとも、それをせずとも体得できるものなのだろうか…。まだまだ頂きは見えない。受けいれるという山の頂きを見ることは叶わない。

2012/08/24

[モリー]

受いれられない事の多い私です。特に受け入れられないのは自分自身です。能力のない自分、身体的に劣った自分、人に嫉妬する自分、人を憎む自分・・・が受け入れられません。そんな私に著者は優しく語り掛けます。そんな自分も受いれてごらんと。「いまの自分　だめな自分　愚かな自分　恥ずかしい自分を受け入れる　そしてかわいがってやる　すると　勇気が湧くよ　小さな自分なりの勇気がね」と。【はじめの自分】は受いれてたじゃないかと。「人は、生まれると　光を　空気を　大地を　受いれた」そうだ！自分を苦しめているのは【次の自分】だ。

2020/09/30

[スプーン]

禅的な生き方が書かれています。 問題の解決法は「変えられるものは変える、変えられないものは受け入れる」これに尽きる。 勉強になりました。

2020/10/15

[めしいらず]

大の字に寝っ転がる。全てを受け入れる姿勢。ココロを大きく開くことで、今ある迷い、苛立ち、恐れ、諦めを乗り越えられるかな。乗り越えたいな、いつの日にか。まず、どのように一歩を踏み出すか。

2012/11/04