出版社内容情報
生誕90年、三浦綾子9年ぶりの単行本。
「氷点」「銃口」他、キリスト者の視点から人生を見据え、多くの忘れ得ぬ小説作品を残した三浦綾子。生前彼女が多くの雑誌、新聞等に寄稿したまま、単行本に収録されることのなかったエッセイの数々が、生誕90周年を迎える2012年を機に、初めて単行本として刊行される運びとなりました。
三浦綾子さん自著としては、9年ぶりの単行本刊行となります。
著者の人柄と信仰そのままに、温かく真摯な視点で語られるエッセイは、今もそこに三浦さんが健在であるかのようにわたしたちの心に語りかけます。旭川の澄明な丘の上から、わたしたちにより良い人生への気づきをメッセージにして送り続ける、三浦綾子さんと出会ってください。
三浦綾子生誕90年記念および、小学館90周年記念の共同企画としてお届けいたします。
内容説明
旭川に生まれ、長期の病気を持ちつつ三浦光世氏と結婚してからの一生、人生の出会いが人をつくるという哲学。『道ありき』三部作に続く珠玉のエッセイとして単行本収録が待望された『旭川だより』はじめ、全作品単行本初収録の、宝物のようなメッセージ。
目次
第1章 旭川だより(旭川だより;なぜ食事どきがつまらないのか?;率直ということ ほか)
第2章 丘の上の邂逅(善い樹はその実に依て知られる;一番ほしいもの;三子さんの「三」に寄せて ほか)
第3章 旭川とわたし(旭川とわたし;開拓精神がつくった日本初の買物通公園;日本の旅情旭川 ほか)
著者等紹介
三浦綾子[ミウラアヤコ]
1922年、北海道旭川市生まれ。17歳からの7年間小学校教師として軍国教育に献身したため、戦後罪悪感と絶望を抱いて退職。その後結核で13年間の療養生活を送る。闘病中にキリスト教に出会い、洗礼を受ける。59年、生涯の伴侶・三浦光世と結婚。64年、朝日新聞の懸賞小説に『氷点』で入選し、作家活動に入る。一貫してキリスト者の視点で、『塩狩峠』『銃口』『道ありき』などの数多くの小説、エッセイを発表した。99年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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