三つ星レストランの作り方

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093882118
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

史上最速ミシュラン三つ星天才シェフの物語

米田氏の波瀾万丈の半生を経糸に、そしてフランス料理の進化の歴史を緯糸に、実は一般にはあまりよく知られていない最先端の現代料理の驚くべき美食の世界と、大学を卒業し電子機器メーカーに就職しながらその美食の頂点を目指した日本の若き天才シェフの挑戦を描いています。著者の米田肇(よねだはじめ)は1972年大阪生まれ。近畿大学理工学部電子工学科卒業後、コンピューター関連の電子設計の仕事に2年間従事した後退職、エコール辻大阪に入学。卒業後は、関西の有名フランス料理店で修行。2002年に渡仏、ロワール地方の『ベルナール・ロバン』をはじめとする一つ星、二つ星レストランで修行を積み、2005年に帰国。現代フランス料理界の巨星ミシェル・ブラスが北海道オープンした『ミシェル・ブラス トーヤジャポン』で肉部門シェフに就く。2008年5月、オーナーシェフとして『HAJIME』をオープン。2009年10月、37歳の時に開店後1年5ヶ月というミシュラン史上最短記録で三ツ星を獲得。2010年10月発売の『ミシュラン・ガイドブック京都・大阪・神戸編』でも2年連続で三つ星を獲得した。



【編集担当からのおすすめ情報】
大阪のオフィス街の一画にあって、2ヶ月先までランチ、ディナーともにテーブルは完全に満席、空席待ちのウエイティングリストにも300名余りが常時登録されているという。世界でも最もテーブルに着くのが難しいレストランのひとつであるレストラン『HAJIME』の予約を、何度も電話してやっと確保し、その料理を初体験した人は、ほぼ例外なく「生まれてはじめての味」と驚きます。これが素材への火入れを0.1度C単位で厳密管理するなど世界最先端の「料理工学」を駆使して既知の食材を未知の味にしてしまう、理科系天才料理人・米田肇の神髄といえます。この店のオーナーシェフである米田肇さんの書籍はまだ1冊もなく、これが初めての本となります。米田肇という人物の面白さ、現在、世界の最先端を行く料理の奥深さ、世界の料理界においてミシュランガイドの果たした歴史的役割など、楽しくてためになる内容満載の「読む三つ星レストラン」。たっぷりとお召し上がりください。

第一の皿 HIRAME(ひらめ)……25

第二の皿 SEIMEI(生命) ……37

第三の皿 SUNAHAMA(砂浜) ……47

第四の皿 CHIKYU(地球) ……71

第五の皿 UMI(海) ……129

第六の皿 HAKAI TO DOUKA(破壊と同化) ……165

第七の皿 HATAKE(畑) ……183

第八の皿 SOLA(空) ……193

第九の皿 POP-CORN(ポップコーン) ……219

第十の皿 MEGUMI(恵) ……225


石川 拓治[イシカワ タクジ]
著・文・その他

内容説明

開業から1年5ヶ月、史上最速でミシュラン三つ星を獲得した天才シェフ・米田肇の物語。

目次

第1の皿 ひらめ
第2の皿 生命
第3の皿 砂浜
第4の皿 地球
第5の皿 海
第6の皿 破壊と同化
第7の皿 畑
第8の皿 空
第9の皿 ポップコーン
第10の皿 恵

著者等紹介

石川拓治[イシカワタクジ]
1961年1月6日茨城県水戸市生まれ。早稲田大学法学部卒業。1988年フリーランスライターに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

baboocon

15
2012年に読んだノンフィクションの中では抜群に面白かった。フランス料理のシェフとして開業からミシュラン史上最短記録の1年5ヶ月で三ツ星を獲得した日本人・米田肇。一旦メーカーに就職した後で本格的にフランス料理の修行を始めた経歴も異端ながら、他の料理人達も同様かも知れないが壮絶な日仏での修行期間の様子が何とも劇的だった。修行中の勉強ぶりや「ドアノブの温度も調節したい」(まだ実現していないが)と真剣にいうほどの徹底した追求姿勢は常人ではないものを感じて鳥肌が立つ。余談だが本の装丁も凝っていて美しい。2012/12/29

ふろんた2.0

12
求めている完璧の水準が自分には想像もつかないところにある。努力と才能だけで片付けられないノンフィクション 。2015/06/11

ウッチー

11
いやー。面白く一気読みでした。米田さんは、天才だけでなく、並々ならぬ努力と才能を開花させた。数学、絵、空手、何にしても極めて、フランスでは壁にぶち当たったときの究極アイテムが、絵になるとは!フランス大統領との接見といい、強運を持ち、妥協しない仕事の姿勢はあっぱれ!しかし、是非食べてみたい店、なぜ大阪(笑)2015/05/08

tkokon

10
【凄い!再読】大学理工学部卒・メーカーでエンジニア・30歳で渡仏修行・36歳で独立・独立から1年半でミシュランの三ツ星獲得。米田氏の経歴である。大きなことを成し遂げる人に共通するのは「凄まじい努力の量」「ベスト以外では一切妥協しない姿勢」「どこまでも心理を求める探究心」米田氏には全て備わっている。米田氏の凄まじい執念・探究心が伝わってくる一冊。ミシェル・ブラスの言葉:『これで完璧だと思ったら、それはもう完璧ではない。この世に完璧というものはない。ただ完璧を追い求める姿勢だけがあるんだよ』。再読する!2013/12/05

フーシェ

8
★★★★☆主人公の米田氏は天才と言うだけでなく、圧倒的に努力と執念、そして確信の人であることがわかる。だからことを為すことができたのだ。高価かもしれないが、一回は彼の料理を食べてみたい。2017/04/06

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