日本の未来について話そう―日本再生への提言

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日本の未来について話そう―日本再生への提言

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  • サイズ B6判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093881890
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

世界をリードする65人が執筆

2011年3月11日に日本を襲った東日本大震災、津波被害、そして福島第1原発問題。現在、世界中の目が日本に向けられている。日本は復興に向け動き出したが、震災以前から抱える数々の問題は依然日本の将来に影を落としている。国内政治の混乱や巨額の負債、高齢化、硬直化した教育制度と若者の意欲喪失に加え、技術や革新の分野での国際競争力の低下や外交問題など、憂事は尽きない。本書は、世界的な経営コンサルティング会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーが、世界のオピニオンリーダーに日本が直面する問題について、それぞれの視点での提言を求め、それをまとめた1冊である。著者の方々はその優れた洞察力のもと、時折ユーモアも交えながら、日本への愛情に満ちた筆によって日本の過去、現在、そして最も重要な未来を描き出している。グローバル企業のCEO、ピューリッツァー賞受賞作家、ゲームクリエイター、サッカー監督、民間人校長、漫画家、建築家など、幅広い顔ぶれの寄稿者がそれぞれの視点で日本を語るというユニークな企画により編まれた本書は、いまの日本を読み解くための手がかりとなるだろう。

【編集担当からのおすすめ情報】

世界のオピニオンリーダーの言葉を、以下に一部紹介します。65人の著者の名言がたくさん詰まった一冊です。

「変化への抵抗」という錯覚
「難局に立たされたときの回復力、能力、規律、集団としての創造力、それらがひとつになって発揮される日本人の力は、一夜にして生まれるものではない。そしてその力は簡単に消えるものでもない」-ジョン・ダワー マサチューセッツ工科大学(MIT) 名誉教授

変革へのギアチェンジ
「日本にはもうあまり期待できないと言う人は、本当の日本が分かっていない。日本をよく分かっている人ほど、実は楽観的だ」-カルロス・ゴーン ルノー 取締役会長兼最高経営責任者(CEO)、日産自動車 社長兼CEO

目利きの文化
「日本の顧客はかつてないほど要求が高く、知識があり、洗練さを増している。こうした高い水準に合わせていけば、我々は日本だけでなく、世界中で成功するものと確信している」-ベルナール・アルノー LVMH 会長兼最高経営責任者(CEO)

ジャパン・アズ・ナンバーワンはどこへ
「日本の将来については正直言って心配です。なぜなら、日本には政治家が長期的視点に立って考えることのできる制度が必要なのに、いまのところそういう制度が存在しないからです」-エズラ・F・ヴォーゲル ハーバード大学 社会学名誉教授、『ジャパン・アズ・ナンバーワン』著者

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内容説明

復興への希望や、目指すべき未来への道筋など、愛情に満ちた筆で描かれた日本再生への提言。

目次

第1章 日本の再生へ向けて
第2章 再び変化の時代へ
第3章 再建のための現状把握
第4章 国際化への鍵
第5章 日本外交政策の選択
第6章 グローバルな視座
第7章 技術と思考のイノベーション
第8章 人材の「発見」と活用
第9章 文化の継承と発展

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョンノレン

40
マッキンゼーが本テーマについて、内外の多彩な著名人65名の提言を集約。"11の出版のためC.ゴーン氏も含まれているはご愛嬌だが、総じて内容に古さは感じない、というか日本いつまで経っても変わらない。各提言ちらっと読むとトーンがわかるので、ざーと読めるし、逆にテーマと名前でピックアップして関心あるものから潰していくことも可。同質性意識は災害時の秩序維持と団結など他国に比類ない姿を見せる一方で、保守的安定思考は将来の危機の種から目を逸らし、慣性に身を任せで茹で蛙。極東の別天地、どうなることやら。2023/11/13

Willie the Wildcat

30
強み・弱みを活かして道を拓く。改めて感じる政治力の国勢への影響。機会創出も(大局では)政治次第なのが悩ましいところ・・・。機会の観点では、「2ndチャンス」の風土醸成が、やはり気になる。『1匹目のペンギン』とならねば!ロビンソン氏の「懐石料理」が印象的。守り攻める。矛盾ではなく変革。他力ではなく自力で動く。動きながら作り、作りながら動く。”次世代”の長男に贈呈。2035年、無論輝く未来のはず!2015/04/03

とろこ

9
各界のビッグな方たちが名を連ねていてわくわくしながら読み始めたが、とにかく苦しい。なぜか。自分に、経済と歴史と政治の知識があまりにも欠けているからだった。もはや無いのかも。「わからなくて悔しい」とひしひし感じた一冊。まずはこの内容を理解できるように、そして自分の意見を述べられるように精進します!!!2013/01/23

Koichiro Minematsu

7
いやぁ~、良かった! いろんな方の様々な視点、考えが分かった。第8章がキモだったなぁ。 学力や体験したことが、身について、問題解決力となる。 独立性を持ちながらも、周囲に貢献できる人が、未来には栄光が待っている!(笑) 私の今のキーワードは、「未来」のようです。2014/12/05

Yohei

3
★★★☆☆各界リーダーが日本の未来について語った本。Tシャツか着物かの議論では、世界市場は細かい仕様よりも安易なTシャツを好む傾向を示して日本企業の問題点を指摘している。またP&Gの日本進出では、初期の失敗経験についても語られており、海外に出た時のリスクを負ってこそ今の成長がある点で、日本企業も同様の挑戦が必要であることを教えられる。一方で外人・女性の雇用に対して積極的に勧めていて異論はないが、求められる成果は人間構成ではないのであるから、むしろ彼ら、彼女らが活かされる環境を議論する必要があるのではないか2011/09/16

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