目次
１ アイ ワナ ビルト ア スクール（１５０万円でカンボジアに小学校が建つ！？；ウィー ワナ ビルト ア スクール ほか）
２ 子供たちに会いに、カンボジア（いざ、カンボジアへ；カンボジア初上陸！ ほか）
３ 当たり前の日々に感謝（久しぶりに見た東京；日本大学生合同入学式 ほか）
４ 笑顔の小学校開校式（経由地の香港にて；走れメロス ほか）
著者等紹介
葉田甲太［ハダコオタ］
１９８４年兵庫県生まれ。学生国際協力団体「ＧＲＡＰＨＩＳ」「あおぞらプロジェクト」元代表。国境なき医師団に憧れ、新潟県中越地震、スマトラ島沖地震のボランティア参加。渋谷の郵便局で１５０万円でカンボジアに小学校が建つことを知り、ボランティアを楽しむことをコンセプトとし、東京を中心に２３大学５４人の大学生メンバーと共に、カンボジアに小学校を建てる。またエイズ病棟での出会いをきっかけに、カンボジアのエイズ問題を扱ったドキュメンタリー映画「それでも運命にイエスという。」の監督を務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
71
YA。2005年ひとりの大学生がふと思い立ち、カンボジアに小学校を建てる話、実話。150万円の寄付で小学校を建てることができるというパンフレットを見つけ、イマドキの若者が仲間を集めお金を集める。その方法は、クラブでイベント！基本ナンパ。偽善や建前よりも「自分がやりたい」と思うことをやりきるパワーがすごい。少し前の若者たちの話だが、2020年の若者にも訴えることができるだろうか？▽高校の新入生の課題図書にあがっていた本なので読んでみた。面白かったけど、下ネタというか風俗ネタ多いので中学生にはすすめにくい。2020/06/09
ミナコ＠灯れ松明の火
32
真っ正直に書いておられるなあ、という印象。「貧しくとも子供たちの目は輝いていました」という、先進国にありがちな感想になっていないところもいいな、と感じた。単なる思い付きだろうが暇つぶしだろうが、現状をつまらないと愚痴るだけの毎日よりもよっぽどいい。「世界」は変わらなくても、「自分の世界」は確実に変わるような気がする。2011/10/05
たぬきごんべい
30
150万円でカンボジアに学校が建設出来る。このチラシを見てここまで行動し結果を出した人はいない。この本自体は文章に写真を割増して一冊の本に仕上げたスカスカの本だけど、やってることは肩肘張らずのボランティア。誰かのために汗を流し、実際現地へ行って現地の人に喜んで貰う顔を見て、またそれが筆者の喜びとなって誰かのために何かをすることはとても素敵だ。葉田甲太でググったら現在も「カンボジアの僻地に病院を建設し、8000人の命を守りたい」の活動を行っている。僅かながらも支援させていただきました。★４.０2018/01/26
mya*
29
平和に慣れきった国、日本の大学生がカンボジアに小学校を建てることを決意。知る、考えるまでで終わらせずに、それに向かって行動し実現させてしまう主人公が素晴しい。 目標達成までに副産物として得た経験が、どれほど重かったか物語るタイトルもいい。良くも悪くも素直な人なんだなと彼の今後を頼もしく思った。デリヘルを呼ぶところは思わずこちらももらい泣き！日本での日常を本当にありがたく思う。ボランティアとしての有り様のみならず感銘を受け、実は10日程読メ断ちしてしまった程…。今の日本、自分の立場を考えさせられている。2012/02/16
爽
15
題名に惹かれた。自分も国境なき医師団に憧れたから、さらに興味を持った。何かしたいと思っていても、それを実行に移すのは難しい。難しいというよりも、移せないことのほうが多い。そんな中でカンボジアに学校を建ててしまった葉田さんはすごい。自分の力で世界を変えることはできるんだと、諦めなければ道は開けてくるんだと知った1冊であった。大きなことはできないかもしれないけど、自分の周りの世界くらいは変えることができたらいいなと思った。2011/02/06
