内容説明
「私はレズビアン!」人が一番輝くのは自分らしく生きるとき。
目次
第1章 議員誕生(一一二人の議員のうち女性は七名;虹の意味 ほか)
第2章 自分へのカミングアウト(男の子みたいな女の子;部活のいじめ ほか)
第3章 仲間とともに(女性のみのクラブ・イベント;「業界デビュー」 ほか)
第4章 政治の現場で(隠れた「ジェンダー・カリキュラム」;議員インターン日記 ほか)
第5章 社会のなかで(同性カップルの暮らし;同性で部屋さがしをすると ほか)
著者等紹介
尾辻かな子[オツジカナコ]
1974年、奈良県に生まれる。大阪府議会議員。兵庫県立夢野台高等学校で空手道全国大会優勝、アジアJrチャンピオン。高知大学農学部森林科学科に入学するも休学。フリーターを経て、韓国ソウル大学校に留学。その間、テコンドーのシドニー・オリンピック国内予選に挑戦し敗れる。帰国後、同志社大学商学部に入学。2003年4月13日、大阪府議会議員選挙で当選。大阪府議会で女性の最年少議員となる
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感想・レビュー
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アメリ
1
セクシャルマイノリティへの偏見を持つ人は残念ながらいなくなることはないだろうが、頭ごなしに否定、拒絶する前に一読してもらいたい。2011/03/09
ybhkr
0
10年前に書かれた本。まだまだだが、現在はこの時代より、若干理解が深まってきたように思う。障害者トイレが誰でもトイレになったのは、どちらのトイレも使いたくない性のひとがいることを誰かが啓蒙活動をしていたからだと聞いた。パートナーシップ証明も同じく。しかし、興味がなければ何がどうしてこうなったのかはわからない。全てのひとが興味を持つのは難しい。それならばせめて批判せずに見守ってほしいと思う。誰もがマイノリティになり得るということを心の片隅に置いてほしい。マイノリティ当事者の声が届く政治の一例としての一冊。2016/04/20
てつてつ
0
本当にカミングアウト、迷ってる事は人間みな同じであると共感できました。公営住宅が血縁でなければ申請すらできないこと、民間でも学生以外は30代以上のカップルでは同居人では部屋が借りられない、貸主に認められないことに驚きました。二人名義のローンが同居人では組めないなど、え~と思うことが多くて、法律が現行から少しずつずれている感が否めません。 結婚できないシングルが多くなって(ここを経済的なことだけでなく)取組みとれる様な社会って必要ですが・・どこから道スジを付けたらいいのか、解りません。尾辻さんを応援したい。2014/02/18