- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
やんちゃ、茶目っけ、負けず嫌い…そして、誰にも明かさなかった、神宮のヒーローの苦悩。家族だけが知る、本当の斎藤佑樹の姿がここにある。神宮のヒーロー、その苦悩と成長の物語。
目次
第1章 佑樹と聡仁(わが家流の兄弟育て;母の仕事は「つなぎ役」 ほか)
第2章 甲子園への道(地元中学の軟式野球チームへ;高校球児だった父のもとで ほか)
第3章 早大野球部へ(大学生になる佑樹に伝えたかったこと;もうひとつの大学生活 ほか)
第4章 家族はキャッチボール―母と父から、佑樹から、伝えあう思い(母から佑樹へ;父から佑樹へ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
於莵丸@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
3
早慶戦優勝後のインタビューでの齊藤投手の名言“『持っている』のは『仲間』”には大変感銘をうけましたが、この本を読んで成程なぁ…。と思わず頷いていました。仲のいい兄弟、親子、家族。子ども達の成長を見守るお母様の優しさや愛情が溢れんばかりに詰まっています。温かい本です。語り手はお母様ですが、齊藤兄弟の対談や息子から母へ、父から息子への言葉など、家族の相思相愛ぶりが窺えるのも素敵です。2011/05/24
ツキノ
3
想像以上にいい本だった。気負ったかんじがなく丁寧に書かれている。人格形成には、個性のうえに親のかかわり、家庭の雰囲気、仲間とのやりとりなど、たくさんの要素が積み重なってできていくことを実感。あの名言は「いいこと言おう」として作ったものではなく、実感からでてきているのもわかる。斎藤佑樹選手のこれからに期待!2010/12/03
u-mi
1
斉藤君のいろいろを知りたいというより・・・お母様がどうのように子育てをしてきたのかが、同じ息子を持つ親として知りたかった。しかもうちと同じ3歳違いの長男次男、野球好き一家ときたもんだ。一番印象に残ったのは、息子達が母に向ける素直な愛情。兄と二人揃って「お母さんみたいな人と結婚したい」って・・・そうそう言えないよ~。私はそう言ってもらえる母親でいられるだろうか・・・。「『自分の時間』はなかったけど『家族の時間』はいっぱいあった。」というしづ子さんの言葉に不平不満をつい口にする自分が恥ずかしくなりました。2011/05/14
かずぴー
0
母親が群馬からわざわざ東京まで毎週食事作りにきたり、大切に育てられた若者だ!!今は二軍で楽天の松井君と同じく人々の期待を背負ってる。期待されてそれで結果だすって難しい、だってそもそも期待されなかったら大したことしなくても期待を超えた!!にはなるからなー。2014/05/26
who
0
まさに「この親にしてこの子あり」と感じられる作品。失敗してしまったとき、その原因を一番わかっているのは子ども本人。だから失敗を責めるのではなく、一緒にその場面を振り返る。そんなご両親の姿勢には本当に感心させられる。また、どうしても佑ちゃんのことで忙しくなってしまうご両親に対して、「わかっているから大丈夫だよ」とどっしりと構えているお兄さんにも感動!!家族愛、兄弟愛にあふれ、とっても癒される一冊です2011/01/15