出版社内容情報
歌人・俵万智の我が子を想い、慈しむ母の歌50首
この本は歌人の俵万智さん初の子育てをテーマにした短歌+エッセイ集です。月刊誌eduに現在も連載中の『俵万智の子育て短歌エッセイ たんぽぽの日々』の単行本化です。「たんぽぽの綿毛をふいて見せてやる いつかおまえも飛んでゆくから」 連載の第1回の冒頭に俵さんが自分の息子を詠んだ歌です。
いつかは産み育んだ自分の手の中から外の世界へ旅立ってゆく息子、それを送り出す日が確実に来ることを知っている母親の、切なくも誇り高い気持ちが、31文字に凝縮されています。歌集のタイトル「たんぽぽの日々」もここからとりました。
実力、人気ともに認められている女流写真家・市橋織江さんの美しい写真と、俵万智さんの子育て短歌とその背景を綴ったエッセイを組み合わせた連載は、読者の人気投票の上位を常に占め、子育て中の母親の高い支持を集めています。
2010年春に小学校に入学する長男を持つ母親でもある俵さんは、まさに子育ての真っ最中。連載の短歌+エッセイには、子育てにとまどい、悩みながら、子どもの成長に喜び驚いている等身大の母親の姿がにじみ出ていて、もらい泣きする読者が続出するのではと心配しています。
【編集担当からのおすすめ情報】
文学者としての俵さんにとって、子育てをテーマにした短歌とエッセイは、新境地・新分野といえます。今回の歌集で俵さんは新しい世界を得て、のびのびとその才能を発揮しています。ぜひ俵さんと一緒に笑い、怒り、とまどい、悩み、うなずき、共感して涙を流して欲しいと思います。
俵 万智[タワラ マチ]
著・文・その他
市橋 織江[イチハシ オリエ]
写真
内容説明
『サラダ記念日』から20余年。母・俵万智が初めて歌う、子どもの世界、親の心。
目次
1章 たんぽぽの日々
2章 夢の木の実
3章 はじめての海
4章 いつもそのときが
著者等紹介
俵万智[タワラマチ]
歌人。1962年生まれ。早稲田大学卒業後、神奈川県立高校の国語教諭となり、1989年まで勤める。1987年に第一歌集『サラダ記念日』を出版、新しい感覚が共感を呼び、大ベストセラーになる。『プーさんの鼻』で第十一回若山牧水賞受賞
市橋織江[イチハシオリエ]
写真家。1978年生まれ。二年半のスタジオ勤務のあと、カメラマンアシスタントを経て、2001年独立。数々の広告や、アーティスト写真を手がける人気写真家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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