生きてみよ、ツマラナイと思うけど―「ふたりの桂三木助」の娘として、姉として

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093878791
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

『芝浜』で知られる昭和の名人・三代目の娘として、落語に殉じた平成のホープ・四代目の姉として。ふたりの三木助とともに生きた著者が赤裸々に綴る、落語家一家の半世紀。話題のブログ、待望の単行本化。

目次

第1章 鯔背な父が親バカに
第2章 銀行にやって来た小さんおじちゃん
第3章 女、3階から飛び降りる
第4章 姉も離婚、弟も離婚
第5章 迷宮入りした「光る物体事件」
第6章 災難は次から次へとやって来る
第7章 三木助の異変
第8章 告別
第9章 今度は息子が噺家に
最終章 桂三木男独演会

著者等紹介

小林茂子[コバヤシシゲコ]
昭和30年、三代目桂三木助の長女として東京・田端に生まれる。昭和59年から弟・四代目桂三木助のマネージャーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

11
どこで三木助の歯車が狂ったのだろう。しかし、姉いわく、弟は「生きることに貪欲」な男だったようだ。というより、周りには貪欲に見せていたに違いない。粋な芸と裏腹に、不器用にも裸のまま世間に飛び込み、揉まれ、全身傷つき、力尽きた弟三木助。その葬儀で慟哭する小さん、木久蔵、こぶ平他三木助を愛する人たち。願わくば、その愛情が生前にダイレクトに届けられていたらと思う。なお、タイトルは談志の言葉。照れ屋の談志が優しさを隠さない稀有な本でもある。2019/06/15

辺野錠

3
正直なことを書くと俺は伝統を背負っている人にコンプレックスを持っているのだが背負った伝統がプレッシャーとなりそれで潰れた人もいたのかとこの本を読んで思った。そして自殺で残された人が何を考えるのかも印象に残ったポイント。談志師匠の存在感が凄く偉大な人だったのだなあと思った。2017/05/04

たじ

1
三木助師匠の名跡の大きさと談志家元の存在感を改めて知る一冊になりました。ええ、それだけです。2012/08/18

ko1kun

1
思わず大笑いして、後半では涙が止まらないほど切なくなります。落語関係の書籍では、5本の指に入るほど面白い。2009/11/26

funkypunkyempty

0
★★★★2017/12/13

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