東洋おじさんのカメラ―写真家・宮武東洋と戦時下の在米日系人たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 27cm
  • 商品コード 9784093878579
  • NDC分類 K726
  • Cコード C0771

内容説明

荒野に捨てられた一ぴきの子猫。子猫がたどりついたのは砂漠の真ん中に作られた強制収容所だった。日本人や日系人たちが入れられたこの収容所で子猫はひとりの男と出会う。彼の名前は宮武東洋。彼は写真家だった…。第二次世界大戦中、アメリカ西海岸に住んでいた日本人・日系人たちは敵国の民として強制収容所へむりやり入れられてしまった。そんな中、誇りをかけて立ち上がったひとりの写真家・宮武東洋の戦いとは…!?戦時中の実話をもとにした、感動の物語。

著者等紹介

すずきじゅんいち[スズキジュンイチ]
1952年神奈川県生まれ。東京大学文学部卒業。日活に助監督として入社し、1981年、監督昇進。大ヒット作『マリリンに逢いたい』や海外での映画祭受賞作『砂の上のロビンソン』『秋桜』などの他、ニューヨーク大学院映画学科に客員研究員として派遣された時、アメリカ映画『イン・ザ・スープ』を製作し、サンダンス映画祭グランプリなど受賞。28年間の監督生活で22本の長編映画を監督している

榊原るみ[サカキバラルミ]
東京生まれ。3歳から雑誌のモデルとなり、以後女優としてTVドラマ『気になる嫁さん』や『帰ってきたウルトラマン』、映画『望郷』『男はつらいよ奮闘篇』『ひとりね』などに主演、あるいはマドンナ役などで出演。その他、CMや舞台など、明るい笑顔と皆に愛されるキャラクターで活躍した。掃除が趣味で『榊原るみのおそうじしましょ!』(講談社)などベストセラーも出版している。絵本の読み聞かせボランティアも10年以上行ってきた。夫の映画監督すずきじゅんいちとロサンゼルス在住

秋山泉[アキヤマイズミ]
山梨県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。2007年、O氏記念賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

23
絵本。第二次世界大戦中の日系人強制収容キャンプが舞台。職業カメラマンをしていた東洋おじさんの生活の話。これなら、小学生にも分かりやすいと思う。ネコからみたキャンプの様子なので、おじさんの本当の気持ちは計りかねますが。ちょっと長めだし、言葉による補足も必要だけれど、知って欲しい事実ではある。2020/12/29

ナハチガル

9
テーマは興味がある(親戚に移民がいる)し、絵もすばらしい(少しクオリティに差がある)し、ネコも好きだ(可愛く描かれすぎではある)が、なぜネコ視点なのだろう。少しでも多くの人に手にとってもらいたいがための配慮だろうか。普通におじさんが主役でよさそうなのだけど。あとがきが長いのも気になった。でもあとがきで紹介されている当時の写真はよかった。なんともちぐはぐな感じがいなめないのである。なんだかもったいない一冊だ。B-。2016/06/20

yamatoshiuruhashi

3
学生時代から興味ある主題の一つ「日系米国人」に関する絵本。著者は「東洋宮武が覗いた時代」、「442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」と第二次世界大戦中の日系人の苦難の歴史を描いたノンフィクション映画の監督すずぎじゅんいちとその妻で往年の「お嫁さんにしたい女優No.1」の榊原るみ。現在、すずきの手による太平洋戦線で戦った日系米国兵士の記録「ふたつの祖国で」が順次公開中だが、私の町の近くにはくるのだろうか。この絵本、こどもには理解することは難しいと思われるが歴史を知ることは出来るだろう。2013/01/30

GO旦那

1
いい絵本です。授業化したいと構想中。2009/05/04

nago

0
戦時中のアメリカでの日系人の扱いがわかる。東洋さんの、カメラマンとしての気持ち。捨て猫ミュウ。鉛筆イラストがきれい。2016/06/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/168670
  • ご注意事項