内容説明
山下洋輔庵主の元に集まった三十人の蕎麦者による一大蕎麦シンフォニー!蕎麦へのこだわりと秘中の秘の名店話に圧倒されよ!山下庵主と林家正蔵師匠との丁々発止の蕎麦セッション収録。
目次
対談 蕎麦もジャズも、大人のもんだぜ―PART・1(林家正蔵・山下洋輔)
触れれば甦る味と香り(相倉久人)
立ちゃんのそば(浅井愼平)
ゲイタウンの日本蕎麦屋(でも近所)(菊地成孔)
どんぶりもりとぬる燗(北島敬三)
亡父を連れて行きたい店(神津善行)
蕎麦&和(小林千寿)
小さな旅の途中で(佐賀英生)
殺したい蕎麦(椎名誠)
ミラノから遠望するそば屋(杉山洋一)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rurico
2
ジャズピアニスト山下洋輔が蕎麦好きの知り合いに頼んで書いてもらったエッセイをまとめたもの。菊地成孔と筒井康隆が目当てで読んだが、タモリや妹尾河童、椎名誠に丸谷才一など執筆者は才人揃い。それぞれ蕎麦への愛の形が違っていて面白かった。特に椎名誠の「殺したい蕎麦」は店内の様子が目に浮かぶようで秀逸。2015/02/19
Blue eclipse
0
山下氏の人柄が伺えます。人もお蕎麦も大好きなのでしょう。ステキな一冊でした。2016/01/04
oct
0
蕎麦に纏わるエッセイ集。 山下文化圏の名分家がズラリ! 味と香りは触れれば甦ると相蔵久人、その通りである!と喝采を送らないわけにはいかない椎名誠、座頭市で勝新、悪漢の3人でモリを食いながら、人殺しの相談をする。イタリアマフィアじゃパスタを食べながら金庫破りの密議を想像できますか?と書く、平岡正明、人情噺のような前座時代の林屋正蔵の一編、ここらがお気に入りだ。2015/04/14
hibimoriSitaro
0
多士済済が蕎麦と蕎麦屋について語るエッセイ集をなぜか山下洋輔が編んでいる。いちばんの意外がこぶ平の正蔵との対談で,それにしてもすげえ面子。日向子さんのソ連は酒の比重が高かったように思うが,こっちはも少しストイック。2013/02/11
ふむ
0
ぶらり本むら庵そばおいしすぎ感動でも量少ない涙しばらくそばや開拓できるわ!2011/11/03