内容説明
現代社会では、個人が自立して体力や健康の維持増進を図ることができる能力を身につけること、各種スポーツの特徴を理解し積極的に余暇時間にスポーツ活動を取り入れていくこと、バランスのとれた運動と休養のタイミングを理解すること、肥満の解消に有効な運動の内容を理解し実践すること、などが必要です。本書では、最近の「健康・スポーツ科学」に関連する分野における新しい研究成果や「フィットネス」「ウエルネス」「健康関連体力」などといった新しい考え方を紹介しています。とくに「体力・運動・健康」と密接な関連がある「健康・スポーツ科学」の基礎理論について解説、文部省の新体力テストについても解説しました。
目次
1 体力科学(体力の考え方と構造;体力の測定と評価方法;体力の加齢変化と性差;新体力テスト)
2 運動科学(運動生理学の基礎;バイオメカニクスの基礎;運動栄養学の基礎;トレーニング論の基礎)
3 健康科学(健康の考え方と健康づくりにおける指針;健康づくりと運動処方―運動プログラムの作成;健康づくりと運動実践―ニュースポーツの導入;健康と体力との関係―最近の研究成果の紹介)