出版社内容情報
若冲の絵のコレクターとして世界的に有名なジョー・プライス氏のこれまでの半生をインタビュー形式でまとめた一冊。「葡萄図」との出会いで啓示を受け、ついに日本で展覧会が開催されるまでの軌跡を語り尽くす。
ジョー・D・プライス[ジョーDプライス]
著・文・その他
山下 裕二[ヤマシタ ユウジ]
著・文・その他
内容説明
ありがとう、ジャクチュウ。あなたの絵に出会って、私の人生はすっかり変わってしまった。オクラホマ出身のアメリカ青年がいかにして世界的な伊藤若冲コレクターになったかを語り尽くす。
目次
口絵1 大乗寺でのプライスさん
序章 プライスさんと訪ねる大乗寺
第1章 出生から大学生活、そしてライトとの出会い
第2章 エツコさんとの出会い
第3章 江戸時代絵画コレクションを本格的に開始
第4章 日本人研究者との交流と、日本館を建てるまで
第5章 「プライスコレクション」展への道のり
口絵2 プライスさんと建築
ジョー・D・プライス氏が解説するプライス・コレクション
著者等紹介
プライス,ジョー・D.[プライス,ジョーD.][Price,Joe D.]
1929年アメリカ、オクラホマ州に生まれる。特殊な技術による石油パイプラインの敷設で財をなした父の会社で働くべく、大学では機械工学を専攻。52年、オクラホマ大学卒業。父の会社の社屋を設計したフランク・ロイド・ライトに啓発され、独特の自然観をもつようになる。53年、ライトと訪れたニューヨークで伊藤若冲の絵と衝撃的な出会いを果たす。以来、江戸時代絵画にとりつかれ、ひとりでこつこつと収集に励む。66年以降は、エツコ夫人とともに収集を継続し、80年には財団「心遠館」を設立。自身のコレクションを積極的に展覧会に貸し出すなど、江戸時代日本美術のすばらしさを伝える活動を続ける。若冲の世界的コレクターとして知られ、近年の若冲再評価のきっかけをつくる
山下裕二[ヤマシタユウジ]
1958年広島県生まれ。東京大学大学院修了。日本美術史専攻。明治学院大学文学部芸術学科教授。美術史研究のかたわら、日本美術応援団団長として日本美術のすばらしさを広くあまねく知らしめる活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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