若冲になったアメリカ人―ジョー・D・プライス物語

個数:

若冲になったアメリカ人―ジョー・D・プライス物語

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月05日 22時26分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093877138
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

若冲の絵のコレクターとして世界的に有名なジョー・プライス氏のこれまでの半生をインタビュー形式でまとめた一冊。「葡萄図」との出会いで啓示を受け、ついに日本で展覧会が開催されるまでの軌跡を語り尽くす。

ジョー・D・プライス[ジョーDプライス]
著・文・その他

山下 裕二[ヤマシタ ユウジ]
著・文・その他

内容説明

ありがとう、ジャクチュウ。あなたの絵に出会って、私の人生はすっかり変わってしまった。オクラホマ出身のアメリカ青年がいかにして世界的な伊藤若冲コレクターになったかを語り尽くす。

目次

口絵1 大乗寺でのプライスさん
序章 プライスさんと訪ねる大乗寺
第1章 出生から大学生活、そしてライトとの出会い
第2章 エツコさんとの出会い
第3章 江戸時代絵画コレクションを本格的に開始
第4章 日本人研究者との交流と、日本館を建てるまで
第5章 「プライスコレクション」展への道のり
口絵2 プライスさんと建築
ジョー・D・プライス氏が解説するプライス・コレクション

著者等紹介

プライス,ジョー・D.[プライス,ジョーD.][Price,Joe D.]
1929年アメリカ、オクラホマ州に生まれる。特殊な技術による石油パイプラインの敷設で財をなした父の会社で働くべく、大学では機械工学を専攻。52年、オクラホマ大学卒業。父の会社の社屋を設計したフランク・ロイド・ライトに啓発され、独特の自然観をもつようになる。53年、ライトと訪れたニューヨークで伊藤若冲の絵と衝撃的な出会いを果たす。以来、江戸時代絵画にとりつかれ、ひとりでこつこつと収集に励む。66年以降は、エツコ夫人とともに収集を継続し、80年には財団「心遠館」を設立。自身のコレクションを積極的に展覧会に貸し出すなど、江戸時代日本美術のすばらしさを伝える活動を続ける。若冲の世界的コレクターとして知られ、近年の若冲再評価のきっかけをつくる

山下裕二[ヤマシタユウジ]
1958年広島県生まれ。東京大学大学院修了。日本美術史専攻。明治学院大学文学部芸術学科教授。美術史研究のかたわら、日本美術応援団団長として日本美術のすばらしさを広くあまねく知らしめる活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっちも

20
美術に何の関係もない、オクラホマのエンジニアが若冲にのめりこみ。コツコツ買い漁ったコレクションが東京国立博物館で企画展示され、来場者数が30万人超えたという。まず、翻訳の日本語が良くて、若冲の解説は文だけ読んでうっとり楽しめてしまう。著者の若冲をめぐる冒険は、他人に理解されないけど、純粋な気持ちに蓋をせずに突き進んでいき胸が熱くなる。美術、骨董を楽しむ自分に「意味ある?ホンマに分かってる?大丈夫?」というような後ろめたい気持ちがある。だけれど、この本を読んで、自分なりに味わえていれば良いのだと腑に落ちた。2019/01/26

ささのは

14
江戸時代の絵師、若冲に傾倒した日本美術愛好家のアメリカ人へのインタビュー本。最近プライスさんのことを知ったにわかだが、大変興味深く読んだ。日本美術への深い深い愛と純粋さに感じ入り、そんな方の善意に対してこんな酷いことする?!とロスの美術館の対応に憤る。山下さんによるご本人と奥様のインタビューも、絵の解説も貴重でとても良かった。映像でも見てみたい。作品は見られてこそというポリシーや絵師たちへのリスペクトを語る受賞した際のスピーチも感動する。作品が渡った出光美術館のこれからも楽しみだ。2024/11/04

舟華

10
プライス、という名前に聞き覚えはあったがどこで聞いたのか分からなかったが、プライスコレクションと読んでピンときた。特に美術というものを知らなかったエンジニアのプライス氏が日本画に興味を持ちコレクションをしていく様を対談形式で追っていく。ここ10年くらいで日本でも一気に名前があがった若冲も、この頃は見向きもされずよいと思ったものを収集してきた結果がプライスコレクションになった。案外そのの人の方が日本の文化の良さに気が付くものだと感じた。厳密にいうと若冲になったわけじゃないんだけどいい本でした。2022/02/27

貧家ピー

8
オクラホマ出身のアメリカ人が、60数年前の出会いをきっかけに如何に若冲コレクターになったか、インタビュー形式でまとめた本書。コレクションの自身の解説付き。日本美術にほれ込み、日本館まで建設するも、のっとられそうになったり、知らなかったが結構波瀾万丈。「鳥獣家族図屏風」のタイル画があるプライス家のお風呂場は、世界で最も贅沢なものの一つだな。 2016/10/08

プクプク

8
コレクターっていっても私の想像をはるかに超えた規模のコレクション。最初に出会ったのは、若冲の「葡萄図」だったといいます。美術館で出会った作品がいっぱい〜。エツコさんとプライスさんが大切にされている若冲や江戸絵画にまたゆっくり出会えると嬉しいな〜と思いました。2014/08/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2522
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品