内容説明
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身体装飾・変工の心理に関する入門テキスト。第1部では,化粧,衣服,ピアッシング,いれずみ,美容整形,痩身,毛髪,しぐさなどを取り上げ,その装いがどのような意味・意義を有するのかについて,心理学の研究成果をバランスよく解説する。第2部は,コスプレや化粧療法など,装いに関連するホットなテーマを紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
21
「装う」ということ。それは化粧、スキンケア、衣服から入れ墨、美容整形や痩身、仕草や言葉までも包括する人間にとって大事なテーマなんだということを感じた。そしてそこから派生する、コスプレや化粧療法、装いの低年齢化などの課題もまた面白い。ひとつひとつのテーマがまとまり良く語られていて、教科書的に読みやすいです。2021/03/20
小木ハム
12
試合でのフェイスペイントがもたらす心理効果を調べているうちに出会った本。化粧に限らず、外見を加工することは「対自的=自分のため」と「対人的=他者のため」の2つのルートがある。装うことによる高揚感はコルチゾールを低下させるし、社会的立場を示す記号でもある。本書はいわゆるメイクアップだけでなく歩容(個人の歩行特徴)であったり用いる言葉や刺青、コスプレなど、古今東西の装い文化について多岐にわたった研究報告が掲載されており参考になる。外見を装うことは「自己を拡張するもの」という表現に得心がいきました。2024/08/18
aoyami
2
『装い』を「さまざまな道具や手段を用いて身体を整え飾り外観を変化させること、およびその結果としての状態」と定義していて、美容領域だけでなく、歩き方、話し方(文章)、しぐさまで、幅広い調査のデータが集約されていてとても面白かった。装いとは、個人的な充足がありつつも、他者に見られることを前提としてなされる行為で、社会や特定の集団との関係性に影響を及ぼそうとする心理が働いていること、しかも時と場所によって良いとされるものが変化するので流動的であることがよくわかった。装いは文化として奥深い領域なのだと知った。2022/03/23
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