内容説明
東洋西洋の文化を踏まえ、正々堂々と働いて、得たお金は世間のために。これほどスケールが大きく尊敬された経営者はいない。渋沢の業績の地を、ノンフィクション作家がいま訪ねる。
目次
プロローグ 飛鳥山公園(東京都北区)
第1章 春―憂国の志士から幕臣へ
番外編 パリ―近代資本主義を知る
第2章 夏―新政府で奔走、熱き起業家魂
第3章 秋―事業の拡大と、弱者への思い
第4章 冬―知られざる教育への貢献と晩年
エピローグ 常盤橋公園(東京都千代田区)
著者等紹介
田澤拓也[タザワタクヤ]
ノンフィクション作家。1952年(昭和27年)、青森県生まれ。早稲田大学法学部、第一文学部卒。出版社勤務をへて、フリーランスに。『ムスリム・ニッポン』で第4回21世紀国際ノンフィクション大賞優秀賞。『空と山のあいだ』で第8回開高健賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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りんふぁ
1
福祉を学んでいると、どうしても渋沢栄一に行きついてしまう。知れば知るほど、やっていることの多さにめまいがしそう。やっぱすごいな。2013/10/31
ひよピパパ
0
渋沢栄一ゆかりの地をたどりながら、その業績を紹介する。幅広いその活躍ぶりがコンパクトにまとめられている。『論語と算盤』の著書があるとおり、渋沢は『論語』をビジネスに応用した実業家でも知られる。その精神を本書からうかがい知ることもできて面白かった。本書を読み終えた後、王子にある渋沢史料館を訪問したが、渋沢に対する理解がより深まる。渋沢の肉声も展示されている。オススメだ。2016/03/01
k.inoue
0
国立銀行設立などの金融財政制度の確立のみならず、王子製紙、清水建設などの産業振興、女学院、養育院などの教育社会保障などすべての分野を主導した。時代が生んだといえばそうだがやはり偉才だ。2021/10/12
norio sasada
0
https://blog.goo.ne.jp/sasada/e/4d212e807a398cc936568b70af76bfbd https://note.com/norio0923/n/nba6ba3507d622007/04/05