出版社内容情報
よしもとばなな氏推薦、涙+笑いの恋愛物語
「うひゃー、たなだ君に愛されたい! この小説を嫌いな人と、私はきっと気が合わないと思う」と、よしもとばななさんが今、強く推している作家・藤本治氏の書き下ろし第3作です。 道ばたで会った女性(しかも後ろ姿)に、一瞬にして恋に落ちてしまった主人公・たなだ君は、それから2日間、命の危険に身を晒し、投獄され、さまざまな災厄に巻き込まれ……。 おもしろキャラ全開の個性的かつ気になる登場人物、どこまでも果てしなく飛んでいく妄想の膨らませ方で構築する世界観及びそのディテールによる、全く新しいラブ・ストーリー。
内容説明
たった48時間で世界は変わる。ちょっと不思議なその町で僕は、彼女に出会った。
著者等紹介
藤谷治[フジタニオサム]
1963年東京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。会社員などを経て、下北沢で独自のこだわりで開いた書店を経営。03年に『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れんこ
14
読んでいて面倒くさいと思ったのは たなだ君が恋していたからなのかな。不思議な話。2014/04/19
onasu
9
冴えない会社員が、ドライブしていて見知らぬ街に。そこで見かけた女性に一目惚れして…。 ここからファンタジーの匂いはしないのですが、ドでかい黄金の布袋様を正面に据えたホテイホテル、布袋様を守る奇妙なホテイガード、像の後ろで堂々と営業されるカジノ…。でも、警察や何かに金を握らせて、て現実路線も捨てていない。それで、一目惚れの行方は…。 よしもとばななさんによる帯の惹句「この小説を嫌いな人と、私はきっと気が合わないと思う。」にべもなく言う程じゃないですが、合わないと思いました。2013/05/03
おさと
5
森見登美彦+万城目学+西尾維新。2016/03/02
fanfan
5
平凡なサラリーマンのたなだ君。愛車でドライブ中に一人の女性に一目惚れ。彼女を追ううちに奇妙キテレツな街へ迷い込み、そこで過ごす二日間。そして彼女との恋の行方… 書評はあまり芳しくないですね。なのに私はエセ、ワンダーランドのようなこの街や、そこで出会う人たちのナンセンスなやり取りが面白い。と思ってしまいます。 初めて彼女を見たときの感動。その中に行き続けることは出来ないけれど。「まだ」愛してはいないけれど。それでもこれから愛することに確信を持つたなだ君が何とも愛おしく感じる。そんな小説です。2013/12/15
だくだく
5
なんだコレ!(笑)。なんだよ、ホテイガードって? まばさんって、どういう名前だよ。 奥が深いんだか浅いんだか、なんだかわからないうちに読み終わってしまった。ある意味、脳が刺激されたかも。う〜ん、不思議。2011/08/28
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