出版社内容情報
動物界の75%を占める昆虫は、3億年の繁栄を誇る地球最強のサバイバー。その知恵とパワーにこそ、人類の未来を切り開く鍵がある!
最先端医療からロボット開発まで、驚くべき可能性を秘めた「昆虫力」に迫る!
内容説明
ガン治療の最前線から、ロボット・宇宙開発にまで活用される昆虫たちの不思議な「超・能力」を全公開。
目次
序章 「お邪魔虫」と呼ばれない日本人であるために
第1章 「知」に生きる昆虫―虫たちの「時をかけた技術」に学ぼう
第2章 「医」に生きる昆虫―太古の生命力に学ぶ昆虫医療の最先端
第3章 「美」に生きる昆虫―たかがシルク、されどシルクの大いなる成果
第4章 「匠」に生きる昆虫―昆虫に学ぶ人工物デザインの最先端
終章 昆虫、アナーキー・マニュファクチャリングの光源
著者等紹介
赤池学[アカイケマナブ]
(株)ユニバーサルデザイン総合研究所所長、科学技術ジャーナリスト。1956年東京都生まれ。80年筑波大学第二学群生物学類卒業。社会システムデザインを行うシンクタンクを経営し、ユニバーサルデザインに基づく製品開発、地域開発を手掛ける。「生命地域主義」「千年持続学」を積極的に提唱し、地域の技術・人材・資源を活かす「ものづくり」プロジェクトの企画、製造業技術、科学哲学分野を中心とした執筆、評論、講演などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ようはん
14
昆虫は思えば思うほど多種多様な種類がいて生態もまた多種多様であるが、現在の科学技術に応用されていたりする等底知れないパワーがあるのが分かる。2021/09/12
tom
5
昆虫はすごい。人間が世の中に登場するよりも遙かに大昔に生まれ、いまだに生き残っていて、人間が消滅しても、きっと昆虫は生き残る。体の中に絶妙な機能を持っていて、それぞれが生き残り戦略を担っている。そういった話のコラム集。ちょっと面白い。2014/05/14
さきん
4
いつも抹殺されてしまう昆虫たちだが、じっと見ると魅力的であるし、本書における科学、人間社会への貢献の可能性を読んでいただければ、昆虫に対する見方が変わると思う。日本は昆虫を愛する文化があり、世界をリードできる分野であると思う。2015/07/10
rinpei
1
昆虫贔屓が過ぎている気がしますが、昆虫愛の表れと理解しておきます。2016/12/31
takao
1
役に立つ昆虫2016/09/22